イージーリスニングは最高!!

イージー・トゥ・リッスン easy listening讃

今日は、昨夜書きましたとある自主制作アルバムとの出逢いから、私的イージー・リスニング論です。
はい、またお会いしました、たにふじです。

もまゆきゅのblogには、「イージーリスニングは最高!!」というカテゴリがあり、今日のこのテキストもそれに属しています。

もまゆきゅのアルバムのタイトルからして、"Top 12 of Elevator Music"となっていますし(英米では、所謂イージー・リスニングのことを、常にエレベーターで流れている無害な音楽という意味で、少々侮蔑的に「エレベーター・ミュージック」と呼ぶことが多々あります)、とりわけ私たにふじにとって、イージー・リスニングという分野、視点は、大変重要なものです。

しかし、一般的には、イージー・リスニングは先記の通り、一寸ねぇ…退屈なんじゃん、みたいな感じですよね。そういう区別は音楽ジャンルのあちこちに点在していて、例えばAORというのは本物のロック魂が無いヤワなものと、市場での最盛期ですら言われていた。最近、金澤寿和さんの評論活動から、適正市場に適正な評価がされて来た次第。フュージョンだって、レア・グルーブなんてムーブメントが無かったら、やっぱり人畜無害とかなんとか、ですよきっと。

私的には、無害論とか有害論とか、既に(音楽においては)キライです。無害ならどう悪いのか。また、有害でさえあればスリリングなのか。どっちだって、いいじゃん。

ええと、失礼、話を戻します。ごほん。

イージー・リスニングは、90年代からエレクトロニクスがこの分野に参入してきて、渋谷の高感度人種(ほんとかよ)から、ラウンジ・ミュージックと言葉を変えて持て囃されて来ました。その煽りで、城達也さんのJet Streamも、些か斜に構えつつ取り上げられる様になりました。知ってます?Jet Streamって、今(09'09現在)はナレーションが大沢たかおさんなんですよ。逆風もあるかも知れないが、頑張れ大沢さん!そんな背景もあってか、ラウンジ・ミュージックは高感度な音楽と言った側面も持っています。雑食な私はラウンジものも好きですが、重心はどちらかと言うと、Jet Streamを斜に構えず捉えたいほう。だから、若山弦蔵さんのAMラジオで続けてらしたイージー・リスニングの名番組が終了したのも、大変残念です。
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もしや、作今のリスナーを「斜に構えた」といぶかる私も、うがち過ぎなのかしら。ともあれ私は、そのブーム以前から、このイージー・リスニングに拘りがあった。やっと話が戻って来た。すみません…。では、その具体的な話を。

都倉俊一さんという大変有名な歌謡曲の作曲家は、ピンクレディー、フィンガー5らの曲を手がけたことで有名です。楽曲の骨子は、おそらくモータウンからヒントを得ている一連のヒット。その原資を使ってかどうか、1980年に彼は、「都倉俊一グランドオーケストラ」を結成。当時眼にしたインタビューで、
「日本で今遅れているのは、イージー・リスニングの分野だと想う。そこを自分でやりたい」
と意思表明しています。ガキンチョだった私は、ここで、少し驚いたんです。言葉と音楽スタイルは何となく知っていたものの、それまであまり音楽として意識してなかったものを、熱っぽく語る人がいる。今にしてわかることですが、イージー・リスニングという、弦も管も大勢必要で、需要の限定された音楽を作るリスクは、並みのヒットメイカー
ではとても負えない、大変な決断だった筈です。彼は何故、都倉オーケストラを組もうと決意したのだろう。
私がその頃興味を持っていた音楽は、映画やTVのサントラでした。サントラという言葉を知ったのはもう少し大人になってからで、当時はよく判らず「ドラマの音楽」と友達に言ってた程。フュージョンも知らなかった。知ったときも、あれが大半アドリブだなんて知らず、どうやって楽譜書いてるんだろ、とか想像してた程無知でした。そんな日々でも、
ドラマの音楽とかに、プロの技を感じ、歌謡曲よりも自由な様式を感じ、めっちゃカッコ良さを感じてたのです。もしかすると、イージー・リスニングって、とてつもなく自由なのではないか…。

その一方、時期は記憶にないのですが、ゴダイゴのミッキー吉野さんが、確か週刊プレイボーイのインタビューで、バンド論を語っているのを眼にしています。
「音楽性はビートルズ、バンドの有り様はストーンズを手本にしている。イージー・リスニングになることを最も恐れている」
と、ずばりイージー・リスニングを全否定。ここで私が知ったのは、どうやらロックの人達にとって、イージー・リスニングは忌み嫌うべきものらしい、という現実でした。なんてこったい。

要するに、聞き流す音楽とそうでない音楽とがある。そして、聞き流す音楽とは、AORであれフュージョンであれ、ちゃらいもんだったのでしょうね。

さて、たにふじは、その聞き流す音楽を、どうしても聞き流せなかった。TVの劇伴音楽に驚き、街を歩いていても聴こえる曲が気になって、これ何ですか?って質問してまわる。例えばキカイダーのアクションシーンで流れるブラスのペンタトニック・フレーズがわくわくしてしょうがない(はい、勿論当時はペンタトニックなんて言葉知らないっすよ)。今ならタワー・オブ・パワーと比較しちゃうかも、…ですが、やわなものをロックじゃないとか言った汗臭い理由で捨てることは出来ない性分なんです。

長くなっちゃった。このままではイージー・リスニング論まで行かずに、自分のイージー・リスニング体験で終わっちゃう。取り合えず今日はココまでにして、次回にしますね。
いつかまた「全てがBGM化し、無料化し、復権を模索している」
てなテーマで行きたいと想います。さいなら、さいなら、さいら。
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Commented by こぞ at 2009-10-04 09:17 x
ボクも「ドラマの音楽」大好きです。
何を隠そう、はじめて買ったLPレコードは「太陽にほえろ」のサントラでした。
それまではアニメや特撮ヒーローの主題歌レコードコレクターの子供でした。
時代劇のBGMなんてもう鳥肌立ちまくりです。

ところで、ひさびさのエロジャケ。
もっと大きな画像で見たいです。
Commented by momayucue at 2009-10-04 15:10
こぞさま、どもども。どもどもども。
太陽にほえろのテーマ、実はあのベースは岸部一徳さんだったらしいです。
すごいでしょ、あのベース、めちゃかっこいいよね。

エロジャケ、近日情報展開します。自粛気味に(^^;
by momayucue | 2009-10-03 18:41 | イージーリスニングは最高!! | Comments(2)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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