アメリカ再発見な細野ファンの皆さま、
こんばんは、音楽の属性を見失いつつある、たにぴ@もまゆきゅです。
坂本龍一が、
「これはぼくの"Beauty"に匹敵するアルバム」
と言っていたのは、良い意味なのかどうなのか。
どちらも音楽的には素晴らしい作品ですとも。
でも、多分この当時のVan Dyke Parksは、
殆ど日本でしか売れなかったんじゃないかな。
"Tokyo Rose"というこのアコースティックなアルバムが出た頃は、
まだ現在の様に、旧作が全て紙ジャケでどぉんなんて、
夢のまた夢だった。
日本では、細野さん周辺からヤン富田さん迄、
多くのミュージシャンに支持され、
これを前後して幾度も来日コンサートがされた。
ぼくが観たときは、サックスに清水靖晃、ベースに細野さんが入ったり、
その豪華絢爛さもさることながら、
演奏がね、もう素敵で素敵で。
アンコールで、"Hard Times, Come Again No More"が歌われた時には、
涙が、止まらなかった。
独りで行ったコンサートだったけど、
確か、非常に辛いことが解消した後だった。
このアルバムのラスト曲が始まると、
野球好きでは全然ないのに、
I just want one home run....
というフレーズが聴こえてくると、
あまりの清々しさに、今でも救われる。
ぼくが抗えないものは、励ましの音楽ではなく、
やはり、詩や、音楽のような、音楽だ。
うーむ、音楽のような音楽って、意味通じないだろうな。
Van DykeはRy Cooderのバックでしか見たことがありません。
88年の来日公演、見たかったなぁ。
このアルバム、発表当時よく聴きました。彼の作品に駄作はないですよね。
音楽のような音楽。意味通じなくても、気持ちは通じますよ。
ぼくもRyのバックで来たとき、観ましたよ。
その時東京では、飛び入りゲストがスティーヴン・タイラーだったんです。
ぼくはそれが誰か知らなくて、一緒に言ったATAさんに、
「スティーブン・タイラーって紹介してたよ」
って言ったら、それエアロスミスのボーカルだって…。
Van Dykeは物凄くシャイで、MCも恥ずかしそうにしてました。
若い頃のドラッグ云々みたいな時期も、まあポーズなんでしょうね。すっごいいい人そうだった。