枯れた、あなた、
こんばんは、老け込んだ、たにぴ@もまゆきゅです。
伊藤多喜雄さんは、民謡にロック的要素を盛り
込んだと評価されています。
しかし、別にそんなことは偉くも何ともない。
先燵は沢山いる。
彼の凄いところは、ノリと歌。
ドラムスを入れたことなんて、戦略じゃなくて、ただ欲しいから。
ぼくだったら、ベースとかも入れちゃっただろうな。
それで、凡庸に、彼の声を第一義に出来なくなってた。
サウンド志向の罠ね。
様々なことを考える。
例えばぼくは、ある大好きなジャズシンガーが、
"SummerTime"を、ファンク調のアレンジで歌ってるのを聴いて、
うなだれてしまったことがある。
余程の繊細さがないと、あの曲をファンクでやるのは無理だ、と想うんです。
歌詞にそぐわないとか、メロディの重さにそぐわないとか、
NG要素が幾つかあるんです。
永六輔さんは、武満さんのノベンバー・ステップスについて、
「恥ずかしい」
と発言されていた。
ぼくは武満さんの作品よりは、永さんの拘りがむしろ赤面かなあ。
ピンポイントでこのサウンドに出来るバンドの力量もぐっどです。TAKIO.