カントリーが苦手とか言ってる、たにぴ@もまゆきゅです。
ビル・モンローやドッグ・ワトソンや、
ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズや、
その他数多くのカントリー系ミュージシャンに影響されていながら、
何故こうもいけしゃあしゃあと…。
なかなか説明がつかないんだけど、苦手なんです。
アメリカの白人の保守層…という表現が合ってるのかどうかも、
怪しいんですが、
人種差別や、嗜好への差別や、信心に関する差別や、
何しろ差別というものを差別しちゃうのが、たにふじの正体です。
否定というのが、逆に言うと断定というのも、
きらい。
Willie Nelson、若い頃からおじいさん。
おさげ髪、バンダナ、ギター、ハイ・ロンサム、アウトロー。
ぼくは彼のアルバムは何枚も持ってる。
重要なのは、卑怯な感じがしないってことなんだろうか。
弱者の側につき、哲学的に奇麗事をはき続け、
法律から片足くらいはすぐに出す。
解らないな。
だってさ、このアルバムなんて、かなり卑怯だよ。
何もしなくても絶対に傑作になるに決まっている。
ウィリーはこの手の作品を、わりに頻繁に作っています。
そして、確実に一本筋が通っている。
その筋がはためく星条旗であっても、
彼が背負うと、皮肉でも莫迦でもなく、真っ当なものに想える。
少し意味は違うんだけど、シナトラもぼくにはそんな存在。
静かな感動。