つれづれ

ザ・バード・アンド・ザ・ビー/The Bird And The Bee

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おぼこいたにぴ@もまゆきゅです。

The Bird And The Beeってバンドは、
なんつってもあのローウェル・ジョージの娘さんのグループとして有名です。
しかし、尋常ならざるセンスを持っているのは、
娘よりも、寧ろグレッグ・カースティンというトラックメーカー。
MIDI中心で、サンプリングやDJ手法は殆ど使わない。
そもそも、HIPHOP風な所も、アンビエント風な所もないもの。
カンタベリー…と誰か言ってた。
確かに英国の音楽だ、西海岸って雰囲気はない。とりわけメロディが。
イナラ・ジョージさんは、Van Dyke Parksとアルバムを出したりもしてますが、
その辺りはバーバンクな西海岸サウンドでもある。
しかし、この作品でのプリティッシュ風味は念が入ってる。
果たして初めからそんな意識をしてたのかは判らないけれど、
グレッグの英国風は、容姿からも服装からも顕著です。

音楽でも、映画でも、小説でも、
風景として近代以降を要求するアートは、
何でも大概、作者のお国柄というか、個人的背景も背負う。
背の景って位ですし。
イギリス風。アメリカ風。日本風。豪風。北欧風。えとせとらあるじゃないですか。
絵画とかはあまり詳しくないからか、
ぼくには何も解析出来ないので、そこはおいとくけど。
空間の取り方、湿度の作り方、世界観などの共通感覚があるでしょう。
サウンドが島っぽい。
The Bird And The Beeって言葉も、アホな私はてらいなく喋ってましたが、
所謂鳥さんとか蜂さんの、直接だったり間接だったりの、
おしべとめしべのこと、つまり、性教育のことだ。
調べて知ったわよ、おほほほほ。

エレクトロニカという音楽スタイルがあって、
音響派とかいう言葉も使われて、更にその中でも細分化されてて、
アルゼンチン音響派ってのは、みんなアコースティックだったりして、
凄いのになると、フォークトロニカなんて言う、まあ意味は解らんでもないけど、
そんなに頑張ってトロニカしなくても…なんてのもあって。
鳥蜂さんの音楽は、フォークトロニカに傾倒してるらしいです。
その辺はぼくにはもうついていけないけど、
このアルバムが実はかなりな傑作で、かと言ってお茶の間向けではなく、
一寸ひそひそ声になるタイプのものだというのはわかる。

何処かアストラット・ジルベルトを想わせるイナラの声は、
適格に、アクロバティックな音程を捉えていく。
どちらの書く曲も素晴らしいんです。
そして2人はいつしか、バンド名宜しく夫婦になるわけ。

日本人のぼくは乾いた音楽も湿った音楽も好きだし、やっていきたい。
しかしこんなに方向性を露出してくのは、潔いなあと想います。
2人ともそれぞれ自分の音楽の場を沢山持っていて、
それぞれに自らが期待するものが違うので丁寧に使い分けてるのかも。
ただ、クオリティはどれも、マジで凄いです。
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by momayucue | 2013-12-21 15:05 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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