つれづれ

Talk to Your Daughter/ロベン・フォード

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ニューアルバム用に結構渋いソロを弾いた、たにぴ@もまゆきゅです。

ドナルド・フェイゲンが名作"NightFly"の頃のインタビューで、
「今回ギターは全てラリー・カールトンに任せた。
ブルース・ソロが欲しかったんだ。彼はブルースを弾かせたら最高だからね」
と言っていました。
ぼくはそれ迄、ブルースのギターというのは、
スリーコードに命を削った目線のイッちゃってる黒人とかの特権だと想ってたので、
ほう…と考えを改めたんです。
ジャズ的な制御と洗練の効いたものは、ブルースじゃないと想ってた。
ジョージ・ベンソンとかね。
しかしどうやら、そういうイッちゃった系じゃないものも、
ブルースという何か枠組みで呼べるらしい…。
乱暴に言うと、ブルージーなものはブルースの子孫だし。

例えばパット・メセニーには、ブルースは無い。良し悪しではなく、感じられない。
大村憲司は、日本人の大概のブルース・ギタリストよりも、桁違いにブルースだった。

物凄く洗練されたセッションマンだったRobben Fordも、若い頃から、
その内面がブルースだった気がします。
今日のこれなんて、ジャケットもインナーの写真も、
80年代風な髪形や笑顔(今がおっさんなのは内緒)です。が、その実、
隠し切れないんです、本当のブルースってものが。

どうやらブルースという音楽には、かなり未開の領域があるらしい。
バークレー式ジャズ理論が流通した時に、
もうこの後新たな音律の理論は無いだろうと想われました。
幾つか提唱されたカルトなものは、カルトと扱われたし、
ある種、バークリー式メソッドのトリッキーな言い換えみたいなものだった。
今世紀になって、よもや日本人が鉄壁の新解釈を打ち出すとは想ってなかった。
下の倍音の徹底的な解析によって通底を見つけ出し、
何故、「あるひとつのフレーズがブルースになるか」を語り尽くしたんです、濱瀬元彦さん。
ぼくはそれを理解してはいないけど。

ただ、音楽とは、或いは絵画でも映画でも、小説でも?、
直感が無ければそもそも感じ取れない。
だからこそ、濱瀬さんだって理論に至る以前に既に一流演奏者だった。

様々な経緯を通過して、ぼくはブルースを再理解したり、
拡張したり、ジャズを再理解したり、ポップ・ミュージックを再理解してきました。
それを、「魂」と呼ぶ人がいても、いいです。

なかなかいいソロが弾けたんですよ。ふふふ…。
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Commented by とど at 2013-12-23 20:35 x
いいソロ…!
楽しみにしてます♬
Commented by momayucue at 2013-12-24 03:59
たにぴ@夜更かしにも程がある。
とどさまども
Commented by momayucue at 2013-12-24 04:01
今回はdying message並のソロがてんこ盛りです。
by momayucue | 2013-12-23 02:03 | つれづれ | Comments(3)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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