つれづれ

Call Off the Search/ケイティ・メルア

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音圧というものと、ジャンルについて考えている、たにぴ@もまゆきゅです。

音圧って、つまり、db的には大きくなくても音が大きく聴こえる、
つまり、可聴周波数帯をフルに使っているということです。
良い音圧の状態というのは、
この可聴周波数帯をきっちりと使い切りながらも、
抑揚の必要な部分はそれが感じられ、
また、音の細部のピントがボケたり歪んだりしない、ということになります。
所謂ダンス・ミュージックの世界であれば、音圧が大きい方が一般的…、
と想うでしょう。
しかし、問題はそう単純じゃない。
例えば、ジャズは、程々の音量で、
場合によっては小さい音で、聴いたりします。
音量を小さくした時に、実際の楽器のダイナミクスをそのまま綺麗に翻訳すると、
もしもスネアばかりになってしまったら…。
サックスがぶかぶか言ってるだけになったら、本来の音楽は伝わらない。
小さい音のピントがボケないだけではなく、
音量を絞っていてもバランスを保って欲しい、となるんです。
それはとても繊細な作業で、
アコースティックな世界では基本的に存在しない「自然」。

katie Meluaという、ノラ・ジョーンズ以降のジャズ的な文脈にいて、
その歌いっぷりが当時としても若い女性シンガーがいます。
本当に、節回しとかが、若くて、しかし可愛いだけでない不思議な説得力を持っていて、
一寸ね、紹介したくなくなるくらい魅力的。独り占めしたい…。
彼女のこれはデビュー盤。当時なんと19歳。
絶叫型になってもおかしくない年齢なのに、
そうならない。若々しいのに、成熟したものを感じさせる。
先出のノラ・ジョーンズは、プロデューサーが超大物。アリフ・マーディンでした。
多分、遺作なんじゃないか?違うかな。
彼女の有名なDon't Know Whyは、音量が驚く程大きい。
音圧も詰めに詰めているのに、ニュアンスも芳醇で、物凄くよく出来ていて、
ぼくなんか、音量下げちゃう(^^;
ケイティは、音小さい。
それは、このチームの技術というよりは、美学…もあると想うんです。
ノラが良くないんじゃない。ぼくもノラは大好き。
でも、そうしない音楽の作り方もある。
その音圧というものの正体も、音量も、まだまだぼくには謎が多い。
ただ、抽象的だけど、
「音量が小さくて、
敢えてボリュームを上げるという能動的な行為」
は、音楽を聴くという行為の、至近距離の行動です。

それに甘んじていていいのか、色々と悩みもあるのですが、
兎に角、うさぎにつの、手持ちの能力で進みます。
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by momayucue | 2014-03-11 00:46 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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