つれづれ

Tenderness/アル・ジャロウ

d0041508_2351165.jpg

80点を目指す、たにぴ@もまゆきゅです。

完璧主義にはならないし、問題作を作りたいという欲もあまりない。
めっちゃ高得点でなくても、何か引っかかる人がいてくれたら、
嬉しい。そういうなかで、
自分の中の珠玉の1曲を得ようとしてるんです。
ノリで一気に作ろうといつも想う。でも、実は大概躓くんです。こてん。

Al Jarreauは、どうやらこのアルバムで、壮大な完成品を作ろうとしているようです。
メンバーと、環境と、スタッフと、パッケージ。
その全てに、度を超えた緊張とリラックスが入ってる。
特殊な基準のスタンダード曲を揃え、
家が何件も建ちそうなミュージシャンを揃え、
古くも新しくもなり得る最上の録音とミックスを施し、
ロゴから発色から完璧なアルバム・アートワークを従え、
あろうことかスタジオに観客を迎え入れ、
全てを背負ったリード・シンガーが、人生を賭けたパフォーマンスを披露する。
肩に力が、聴いてても入る。

ガッド、マーカス、エリック・ゲイル、ブレッカー、サンボーン、ジョー・サンプル…、
というメンバーから想像がつく通り、
凄い綺麗な音だけれど、アバンギャルドには決してならない。
いや、ことと次第によってはマイケル・ブレッカーは、
気の違ったような演奏をすることがある。
が、このアルバムで行われているスーパー・セッションは、
洗練の極み、退屈を遥かに超越した洗練だ。ぐうの音も出ない。
発売されたのが1994年、ついこの間の様な気がするが、もう20年近く前か。
エリック・ゲイルが、この発売前後に、癌で他界。55歳。

一部では語り草になっている銘品アルバム。こういうのを、
誰かがやらなければいけないんです。
それはあるときはデイヴ・グルーシンだったり、
クインシーだったりするけれども、
それらプロデューサーとしての大御所と比べて、
アル・ジャロウ…いかなヒットシンガーであっても、
これはどうやら全く売れなかったんじゃないか。
当時、こんなアルバムが出たのは知らなかった。後で見て驚いたもん。
なんだこの絢爛豪華は、と。
レベルは違うけれど、ぼくも年齢的には熟を超えて爛が見える時期になっている筈だ。
年齢とはそういうものだ、と想う。でもねー、でもねー、
あまりにも自分は幼稚だ。
[PR]
by momayucue | 2014-03-12 23:51 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31