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つれづれ

Lewis Taylor/ルイス・テイラー

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最早ジャケ買いを超越した、たにぴ@もまゆきゅです。

ごく最近友人に、たまたまtwitterであげたこのアルバムのジャケットに反応され、
「流石、チェックしてる!
心ある人は聴いてるんだねえ」
と喜ばれました。
いや、実際はこの人がどんな人物か全く知らないのですが、
ひょんなことから持ってます。
ジャケットが好きなのでもなく、でも音は聴こえて。
確かに、こんなヤツが埋もれてしまうんだな…と失望するくらいに、
すっごいいい。Lewis Taylor
聴いたことある人、いる?少ないだろうな。
何しろ今は業界と折り合いがつかずリタイアしてしまったくらいマイナーだもの。
売れなかったんだと想います。

驚くことが幾つもある。
発想から和音構築から仕上がりまで、めっちゃ黒いのに、
彼はイギリス人で、白人。
でもさあ、この音をブルーアイド・ソウルというのも抵抗を感じるくらいです。
プリンスというか何というか、凄いセンスだ。

クラブ等で火が付くのにも、きっと仕掛け人がいる。
ほんのきっかけで、一寸勢いのいい夜に
誰かがこのアルバムをプレイしたら、それだけで口コミになるのに、
その選にも漏れてしまうんだよな。
うぶなたにふじは、この音楽がまるで無かったみたいに扱われてる事実に、
物理的な限界をすら感じます。
「だったら、もう何やってもダメな時はあるってことじゃん!」

さて、個人的な感想から、話は逸れていきます。
この数年、日本人の音楽家で、
スキャンダルによって流通を止められてしまうケースがあるでしょう。
その中には、ぼくの大好きな人もいるし、
全然良さが解らない人もいるけれど、
少なくとも流通を止めるという制裁は、外国でも、日本でも、
聞いたことがなかった。
研ナ○コさんも、萩○健一さんも、美○憲一さんも、
いや70年代迄の国内のロック畑のミュージシャンは、
きっと90%位、つまり殆ど、ドラッグを経験していると想う。
なのに、いったい誰が誰の体裁を気にして、自粛を始めたんだろう。
ぼくなりに理屈を考えてみたこともありましたが(勿論額面通りでない方で)、
それにしても物凄く日本は特殊だ。
英米でも、ヨーロッパでも、考えられない。
の○ぴーさんがドラマ等の仕事を失うのはそりゃ仕方がない。
協賛企業にも事情がある。
A○KAさんが逮捕だって、そりゃされるでしょう。
小室○也さんも、犯罪だし。
しかし、CDを回収したり、販売自粛って、どういうことだ。
不買運動でも何でもなく、メーカーや事務所が自粛をしてしまうって、
おかしい。消費者の自由が損なわれてるでしょうに。
ミュージック・ビジネスでさえなく、ビジネスのみになっている。
しかもそのビジネスにもなってないとしか想えない。
「売れないものは作らない。出さない」
と言い切りながらも、もし一方で音楽出版の未来をちゃんと考えていたら、
もう少し違っていただろうに…。だって、
CCCDを出して、着うたに期待して、ダウンロードに利権しか考えず…、
これらには、ひとつも音楽への愛着がない。
目先だけでなく、どうして人は音楽に投資するのかと向き合っていれば、
こんな風にならない。実際なってないミュージシャンもいます。
山下達郎なんかは、誰に何を言われても自分を曲げず、
いちリスナーとしての自分をも貫いたから、残れた。
しかしそれは誰にでも出来ることじゃないし、音楽出版業界は率先して
ミュージシャンのそれを邪魔してきた。あげくこれ。

話は戻って、
ルイス・テイラーを残すべきだった。
もっともっと、音楽を聴く業界であるべきだった。
このファー・イーストの島で、ひっそりと、ぼくはそんな音楽を見付けては、
DJを続けるんです。
by momayucue | 2014-11-24 00:35 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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