つれづれ

STEPPING UP/オーレ・ブールード

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スティーリー・ダンとペイジスにも線引きがある、たにぴ@もまゆきゅです。

Steely Danの渋みは、本当にぼくには別物に想える。
他の物も、類似しているとされるものも、ぼくはかなり普通に好きですよ。
どっちがどっちとかじゃ全然ないんです。
Talcや、JaR(ジェイ・グレイドン & ランディ・グッドラム)みたいに、ストレートにそこを狙ってるサウンドに比べ、
ペイジスはそうでもない。ペイジスらしさが手前にある。
ウィルソン・ブラザーズの方がペイジスは近いような…、なんて、非常に世間並なAOR話をしちゃってますな、私。

Ole Børud、またはOle Borudは(文字化け対応)、来日時にペイジスのカバーをアンコールでもやったという、
筋金入りのフォロワー、のつもりらしい。
しかし、前にも言った通り世代が若いので音もフレッシュだけど、
とりわけ今回は、テンションの使い方、ブラスのロングトーン等、
スティーリー・ダンを意識したふしが濃厚。
ここ迄似せてると、本人のギター・ソロは決めソロで堅いとか、
曲の構成がコードありきになってるとか、
一応ケチもつけますが…、いやあ、これはイイです。
歌詞も溌剌としてるしやっぱり別物で、爽快感があるな。

で・も・さ・あ!
どうしても残念なのは、ジャケットですよ。
これは日本のファン層を意識してアダルティにしちゃったのかも知れないが、
カラフルにして、カッコよくして欲しかったよお。

さてさて、世間並AORカテゴリーは、
前出のスティーリー・ダン、ペイジス、ウィルソン・ブラザーズ、TOTO、エアプレイ等を包括し、
一方でマイケル・フランクススティーヴン・ビショップなどのひたすらメロウ派や、
ジェームス・テイラーみたいにフォークだけど巧すぎてみたいなのや、
ソフトなブラック・コンテンポラリーを含んだりしている。
この中でぼくは、すっぽりとペイジス~エアプレイ付近が抜けてるんです。
AORだって知らなかったのよ。パワーポップとか勝手に呼んでました。
周囲の音楽好きな友達に訊くと、そういう人結構いるんだけど、
こうしてオーレみたいに、そのどちらにも同質な影響を受けてる人を見ると、
ぼくの方が特殊だったんだろうな、と認めざるを得ないです。

果たしてAORという意識なのかどうか、
一寸読み切れない人も、ブラジルにいたりします。
この人は凄いよお、エド・モッタさん
来日時は、達郎の"Windy Lady"を「日本語で」歌ったらしい。
ポルトガル語の響きが好きなぼくは、
彼のアルバムをわざわざポルトガル語で取り寄せたんだけど、
エヂさん、なんと作曲の時は
「出鱈目な英語で歌いながら作って、後から英語かポルトガル語で作詞する」
んだそう。ってことは英語盤で良かったんじゃん?
このやり方って、日本人に凄く多い。
ユーミンも桑田圭祐も、井上陽水も、YAZAWAもそうじゃない?
ぼくはやらない。何故かは判らないけど、やったことない。
歌詞先とか、曲先とか、同時並行でとか、あるけど、
こんなところに日本的シンガー・ソングライターがいたので、驚いた。

作り方にも聴き方にも、こうでないとなんてない。
作品があって、そのこっち側と向こう側とがあるだけです。
世代もお国柄も気候も言語も違うのに、
共通な感性があったり、「共通な食い違い」があったり、
それが醍醐味だ。じゃないと音楽について「語る」愉しみもなくなるもん。

しかし、Donald fagenがNightFlyをリリースしたのは、彼が34歳の時。製作は32~33歳頃?
とすると、今のオーレが既に38歳であることを考えると、
所謂渋みの年齢も単純に割り切れるもんじゃないな。



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by momayucue | 2015-01-03 14:07 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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