つれづれ

RUMBA/オルケスタ・デル・ソル

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ソフトな、たにぴ@もまゆきゅです。

大人の音楽って言い回しがありますよね。
洗練された、パワーでゴリ押ししない、Jazzyでムーディな音楽。
ぼくが最初にこの言葉を聞いた記憶は確か、
寺尾聡さんが、"shadow city"などのシングルで注目され出した頃です。
寺尾さんご本人の言葉でした。
「今の歌謡曲は、子供向けなものばかりだ。
もっと、大人が聴くPOPSを」
当時その子供側にいたぼくですが、所謂歌謡曲に関心が薄く、
こういう音楽の方がいいなあ、と漠然と想っていました。
そんなこんなで、AOR風情のあるものを求める習慣が生まれ、
こんにちの「こじゃれたもの嗜好」になってく。
ただこの当時は、大人が「大人として生きることを受け入れる」という理解はしてなくて、
大人は堪えずに何でもさくさくやれるのだと想ってた。
耐えて、妥協して、諦めて、沈黙するのだとは知らなかったし、
想像もしたくなかった。

ブラジルや、アルゼンチンや、キューバは、
それぞれ全く異なる味わいを持つ音楽を産んできました。
複雑なシンコペーションと、ハーモニー。
異なった様式。
自在に速度やノリを変えても不思議と変拍子にはならず。
ついてく感覚よりも、無理矢理ノセられる感覚。
カウントを17/16に変えるだけでプログレッシブになるなんて、
幻想だし手抜きだ、みたいなぼくの差別思想は、
この辺から来てるのかも。いかんなあ。

で、サンバも、タンゴ、サルサも、それぞれはまった。
サルサにはまったのは、まさに"HARAJUKU LIVE"という彼等のアルバムがきっかけ。
数年後に渡米してN.Y.のサルサに触れたときは、
なんだよこんなにつまんねえのか…と想ったくらいです。
86年頃の音楽には、サルサでもシモンズのドラムが鳴り響き、
テクノの影響を悪く受けてしまった、同期モノのサルサが溢れてた。
熱がないのよ。ティンバレスの高揚感が活きない。
圧倒的に、「原宿ライブ」の方が凄かった。

今日のこれは、見ての通りアダルトなジャケット。
1995年リリースだから、異常なハイテンションというよりは、
まさしく妖しい熱風。エロティック。
結成以来、メンバーも年をとるし、
表現もハラスメントっぽくなろうってもんです。
I Love You が、I wanna touch U babyになるわけですよ。
(スペイン語だけど)

このバンドは、結構日本語でのレパートリーも当初からあったのですが、
ライヴ盤でも、2度観た生のライヴでも、
スペイン語の曲しかやらなかった。
アルバムは少しは耳馴染みとかタイアップとか施策があったのかな。
バンド全曲のチェックはしてないけど、
これに入ってるのだと、
なんつっても、「熱風」ですよ。
日本語だけど、サイコーのオリジナルです!断言!!

2015年の現在、キューバとアメリカの長い確執は歴史的な転換のチャンスを迎えています。
カストロのカリスマ性も、亡きチェ・ゲバラの人気も衰えを知らず、
かと言って国勢はアメリカを敵に回してはなかなか苦しい。
しかし近年、そのアメリカも正義ぶるのは奇異なのが誰の眼にも明らかで、
争うことよりも、和解することの尊さを選ぶように…なってくれるといいのですが。
例えどんな政治的な裏があろうと、国の為に人が死ぬよりはましです。
野球に続いてキューバ音楽も、ラテン諸国からヨーロッパを刺激し続け、
ライ・クーダーの功績があったりしつつ米国に浸透しています。
是非、キューバの音楽がぼくらを大笑いさせて欲しいな。
そして我が日本のサルサの雄も、大人のハバナ音楽を垣間見せて欲しいな。
セニョーラ・シ・セニョール、ラ・オルケスタ・デル・ソーーール!





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by momayucue | 2015-01-31 15:10 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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