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Living on the Hallelujah Side/ジョセフ・スペンス

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北海道生まれの、たにぴ@もまゆきゅです。

南国に、それ程の憧れもないし、寧ろ暑いのは苦手です。
でも南国の音楽は、面白いねー。
それはある意味当然です。住み易さとか人口が違うし、
人口が多ければ当然音楽も多彩になる。
予め話が逸れますが、エスキモーの民謡って、重層的な南方の音楽とは全然違うけど、
氷の世界で身を寄せていながらそれぞれを自由にしている感があって、
不可思議な暖かさを醸し出してる。

てなわけで、予め逸れた話を戻して、Joseph Spence 。
彼は、バハマ出身のシンガー。
アルバムは、"Living on the Hallelujah Side"だって。何て訳そうかな。
「祈りの路を生きてる」或いは、「思し召しの通りの人生」
何しろ、音楽が音楽だから、明るい雰囲気が出ないといかんです。ハレルヤ。
内容はジョセフの弾き語りライヴ。
驚異的なテクニックとかじゃなくて、ひたすら緩くて弾んでて。
ギターもヴォーカルも、訛りまくってて、
異常!というくらい味がある。
ほがほが言ってるんです。真似出来ないよこれは。

彼はライ・クーダーに取り上げられたことで、歴史の中に埋もれてしまわなかったけれど、
いったいどの位の人が、誰にも聴かれない名人として存在したんだろう。
ぼくもあちこちで、大勢の素晴らしい演奏者を見てきた。
流石にジョセフみたいな突き抜けた人にはそうそう出逢えない。にしても、
いけどもいけども終わりのない発掘の道程です。

そして一方に、ブルーズという音楽の、懐の深さを感じます。
何しろこの南国っぽさも、
奴隷という恐ろしい文化の中で芽生えた呪いの音楽も、
ひらすら世界を肯定するハレルヤも、
あのスリーコードの周辺で起こった出来事だ。
ぼくは、"No Pentatonic"の中の、
"Blues For Bucchi"という曲の中で、
16beatの中でベース音とダブルトーンのメロディとオブリガードをまとめて弾き、
インストのブルースを弾いてます。
あれも相当に異色な筈。

暫くギターを弾いていなかったですが、再開するつもりですので、
ぼくも、どなたか、「味のあるギタリスト」として発掘して下さいませませ。



by momayucue | 2015-04-17 19:04 | 未分類 | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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