つれづれ

The Original Recordings of Charlie Parker/チャーリー・パーカー

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基本的に和音な、たにぴ@もまゆきゅです。

管楽器はとりわけ、モノフォニックな音から思考するものなので、
和音の構成音と性格とを、厳密に血肉化しないと、
ビーバップを理解した演奏にはなりにくいものです。
ぼくは、モードの方が余程とっつき易かった。
それは恐らく、ギターだとキーが変わったりした時に、フレットをずらすだけで、
大筋は対処出来るからだと想うんです。
コードの構成音や、調整の中での役割を見た眼で把握出来る。
運指も複雑で音域も3オクターブもないサックスとか、
単に楽譜通りに演奏するのと違って、アドリブはめっちゃ大変だし。
ましてやジャズ。きちんと理解しないと酷いことになっちゃう。
って言うかどんどん酷くなりながらも微かに踏みとどまって、
その微かさをJAZZと呼ぶみたいな印象…あるでしょ?

チャーリー・パーカーは、モダン・ジャズのかなり初期の人物だけど、
いまだに史上最高のアルトとおぼしい。
確かに、こうして聴いていると、技術もさることながら、
音楽の滑らかさとか幸福感が凄いですよ。
音色もフレーズも巧過ぎて華麗過ぎて上品で美しい。

チャーリー本人は、実に悲惨な葛藤を繰り返しながらいたけど。

天才には、破滅的な人が比較的多い。
しかしぼくは、ある種の求道的な性格は、
「他人に対する配慮を欠く」という、
言わば与えられた才能ではなく、寧ろ「欠落」に依る説を取っています。
JAZZなんてさ、せめぎ合いといびり合いとプレッシャーと誘惑が、
もう只事じゃないわけ。
Charlie Parkerもやられた。ビル・エヴァンスも、マイルスも、ジャコも、やられた。
それは決して創作に必要なものではなく、
寧ろ、創作をしていく上で付き纏う人間関係が、持ち込んできた。
ぼくは本当に、ドラッグが作らせるアートなんて脆弱だと想ってるんです。
クリエイティブの持続に寄与しないのだと仮定すると、
彼等は、何故ドラッグを求めたんだろう。
何故、破滅に向かってしまうんだろう。

喩え。ぼくはそれ程強くないにしろ酒好きな人間です。
酒好きにも程度があって、切れると手が震えるとかいった禁断症状には至っていないし、
今日はない…となったら、まあ残念だなで済ませられます。
しかし、完全にやめろと言われたら、それはなかなか大変だと。
そんな中で、一寸した誘いが連続していったら、
悪のしがらみや、二者択一での危険な誘導が続いたら。

映画監督のアレハンドロ・ホドロフスキーは、
「芸術家は、ドラッグなどやるべきではない。ドラッグそのものを作るべきだ」
と言ってます。超名言。
一方でぼく程度のレベルだと、
「作品よりも、音楽そのものがぼくにとってのドラッグ」
になってしまっている。
音楽がないという訳にいかないんです。




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by momayucue | 2015-11-08 13:00 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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