つれづれ

Dub Orbits/菊地成孔 Dub Sextet

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北海道から来た、たにぴ@もまゆきゅと言います。

なんだこの挨拶は…。

菊地成孔は千葉県銚子生まれ。漁師の街で小料理屋の倅だそうです。
作家の菊地秀行と、かなり歳の離れた兄弟。
特に芸能においてお互いに依存は無くて、弟も実力でここ迄のスターになった。
歳離れてるから仲がいいわけではなかったようですが、
悪いわけじゃなく、避けてるわけもなく、最近はラジオで共演もしてます。
ただ、年齢差がね、14年もあると。
影響受けたカルチャーも観てたTVも違うだろうし。
親の顔だってけっこう違うかも(親が変わる訳じゃないんだけど、佇まいとか)。

菊地さんはそんなわけで、ぼくと同い年。千葉の空気を吸って育った。
JAZZミュージシャン。
Naruyoshi Kikuchi Dub Sextetというのは、
坪口さんや類家さんと言った当代きってのプレイヤーが会し、
パードン木村が、JAZZの様式をあまり壊さない範囲でライヴエフェクトを施した、
変則コンボ。
このアルバムのコンセプトは「歌舞伎町のホスト」とのこと。
それってコンセプトなのか?
でも、音楽のいかがわしさやパッケージデザインには、
うまーく猥雑なムードが醸し出されてて、
シャツと、メンバーの背景に移りこむ偽パワーショベルとか、お金もかかってる。

偉いなと想うのは、その、コンセプトというヤツです。
歌舞伎町のホストを、演奏する。
そういうかっこいいJAZZなら、ぼくもやってみたいし考えてみたい。
しかし、このパッケージデザインの徹底ぶりは、
やっぱり凄いと想うんです。
どう凄いかって、ぼくだったらこんな猥雑なものを許容出来ない。
早い話が、音楽をある程度知ってなかったら、
このデザインのアルバムは買う勇気無いんです。
でも、買って聴いたら、絶対にこれで正解と納得するでしょう。
何となくもう一寸、見知らぬ誰かが手に取ったらすっと許せる範囲にしそう。
「げっ!…このジャケット、無いわぁ~」
で過ぎてたら、知らないとこの音楽に出逢えないんだから、怖い。
ぼくだって実際聴く迄、一貫性を掴めなかった。

菊地さんが自身のラジオ番組に大西順子さんを招いた時、
「ぼくらがレコード会社に呼ばれる時は、売れなくて怒られる時だった。
その時社内に飾られてる、大ヒットを連発していた大西さんのポスターが眩しかった」
テキなことを言ってました。
だから、我等が菊地成孔でも成功まっしぐらとは行かなかったんだけど、
結局安易に売れそうなものを作るのではなく、
売れセンだけど猥雑、とか、いかがわしさや隠し切れない官能を忍ばせて、
彼はサバイブした。みんなした。

さて、北海道出身の、騙される側の田舎者たにふじは、
この捻り切れないバカっぷりをどうしたらいいんでしょう。




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by momayucue | 2015-12-22 20:18 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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