つれづれ

STUDIO/ベニー・シングス

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意外と妥協する、たにぴ@もまゆきゅです。

ほんとだってばー。結構妥協してるんですよー。
妥協し過ぎて一寸落ち込むくらい。
曲のコンセプトみたいなのはくっきりとあるんだけど、
コンセプト段階で想定してた音やmixが違う方に引っ張られても、
結果オーライであれば結果オーライとしますし、
引っ張る人にどんな意志があるかによって、
妥協もします。要するに、独りで作ってるわけではない以上、
意志の総体でありたいという夢を持っているんです。
そして言う迄もなく、夢は、叶わない時に、しかも妥協の産物であったとしたら尚更、
心にも、チームにも、傷を作ります。

Benny Singsは、オランダ人のミュージシャン。
とても奇妙な味を残す人です。
ソフトで、子供のように純真無垢で、切なく明るい音楽を作ります。
風貌はコワイのですが、声は可愛い。

2015年にリリースされたこのアルバムは、少しだけ雰囲気が違います。
これ迄は16ビートが多くてもシンコペーションは少なめだったのが、
かなりシンコペーションする曲が多くなり、
マイナーも多くなりました。そして、何よりも大きな変化が、
おもちゃ箱をひっくり返したような効果音の洪水が、ぱったりと消えた。
声はそれ程変わらないけれど、曲の雰囲気がシリアスになれば、
やはりそれに引きずられるものです。
こういう変化は、正直なところ完全にぼく好みなのですが、
それがBennyにとって本意なのか、それとも、
成功した音楽家にのしかかる責任なのか、大きなお世話ですが心配。
彼の場合、プロデューサーとしてもオランダの重要人物になってしまったので、
以前からのあのサウンドをそのまま他の人に提供は出来ない。
ぼく好みの音楽になっちゃったというのに、
却ってBennyの弾けたポップ・ミュージックが抑えられたのなら、
「ぼくの為にすまないねえ」なんて想っちゃうわけです。

なんじゃそれは?

いやつまり、マーケットの期待に併せて本人がパワーを発揮出来なくなったら、
やっぱりそれは音楽の損失でしょう。
ぼくは、クリエイターに他の価値観を押し付けるのが凄く抵抗あるんです。
それで冒頭の文に繋がるんだけど、
そうは言ってもひとつの作品には、幾つものクリエイティブのフェイズがある。
誰か独裁者が強引に自分の作品を引っ張る権利を持ってるとしたら、
周囲には、妥協も、奉仕も、あるでしょう。
アメリカだってイギリスだって日本だってスウェーデンだってセネガルだって、
オランダだって、
国内の音楽需要をデザインしたい芸術家もいるかも知れない。
「このままでは、音楽ビジネスはTVゲームに乗っ取られてしまう。音楽の未来を守るのだ。」

時々、個人の責任範囲外のことに支配されることがあります。
それはもう、大小様々、善悪も様々。
宗教や、民族や、紀元前からの伝統もある。
ロミオ家とジュリエット家の不仲でさえ、なかなか障壁。
ぼくも他人の顔色見てばかりでこんなになっちゃったけれど、
そうならない人が増えて、出来れば憎しみ合わないで、
伸び伸びとやりたいことをやって、それで平穏になったらいいなあ。
グローバル・ハッピー。

再三すみません。今回の"STUDIO"、心配しつつもぼくは大好きです。












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by momayucue | 2016-06-05 19:08 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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