つれづれ

Windless Blue/風

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パイドパイパーハウスを知らない、たにぴ@もまゆきゅです。

伝説のレコード店です、パイドパイパー・ハウス
はっぴいえんどから田中康夫に至る迄、日本において多くの音楽的土壌作りに貢献した、
その世代なら誰でも知ってるお店。

名前は知ってたのですが、一度も行かず仕舞いで閉店してしまった。
昨年は横浜赤レンガ倉庫のイベントで、期間限定で復活したり、
店長の長門芳郎さんはライター仕事だけじゃなく、
今でもPOP MUSICの種まきを続けている。

さて、ぼくにとってのパイド・パイパーは何処だったんだろう。
まずはラジオだったのは、バイドに足繁く通う訳にいかない地方の人がそうだったように、
ぼくも同じです。で、実店舗では、
8歳で北海道から多摩に越してきた時、遊び場は福生になりました。
長崎屋…だったかな…そこの3Fにレコード屋さんがあって。
でね、そこでかかる曲が、どれも大好きだった。
「失恋レストラン」清水健太郎
「恋愛遊戯」太田裕美
「みよちゃん」平尾昌章
「黄色い麦藁帽子」松崎しげる
流石に子供のぼくに教科書になる人もいない状態で、洋楽には届かなかったけれど、
繰り返しかかるシングルはぼくの中では大ヒットだったよ。

で、或る日、いつものように、なんか大人っぽい曲が聴こえるわけです。
「ほおづえをつく女」
なんだこの感じ。かっこいい。

アルバムを通して聴くと、その方向性は一層強まります。
アレンジャーの瀬尾一蔵さんは、はっきりとスティーリー・ダンを意識してたそうです。
作者の伊勢正三さんも、当時は洋楽側に振れていたと言ってました。
当時はニュー・ミュージックの時代だけど、
周囲と比べるとやっぱりダントツでスリリングだった。
そこに更に和モノのスパイスが加わると、
超傑作、「海風」が生まれる。
伊勢さん自身は、アルバムの完成度では"Windless Blue"が一番高いと言ってましたが、
私見では、「海風」に含まれてる和テイストと、
音楽的に無茶な転調やどこから来たのか判らないベースラインが、
誰にも素通り出来ない日本ならではの傑作感を見せていると想っています。

"Windless Blue"は、洋楽っぽいよねえ、確かに。
所謂ロック畑の人は、偏屈になってしまうことが多かったけれど、
却ってスタジオ・ミュージシャンが作るAOR的な洗練が良かったんだろうな。
それでもギョッとする個所はそこかしこにあって、
やっぱそうこなくちゃ、と、
こうして推する次第。




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by momayucue | 2016-06-24 08:24 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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