ファンキーな、たにぴ@もまゆきゅです。
そうでもないか。そんなでもないな。
Miles Davisの、問題作。
これ以降はもう半分くらいは問題作なんだけど、
「ん、いったいこれは何を始めたんだ?」的な状況になり、
つまり、ジャズ界は理解を通り越して拒絶してた。
ジャケットの雰囲気からして、スライとかJBとかの音像は満ち満ちていて、
そちら方面が好きな人にしてみたら、めっちゃすっきり入る音楽だと想うけど。
72年…果たしてジャズはファインアート路線だったのか、
それともダンス音楽の陽性な余韻を残していたか。
ぼくとしては、かなり聴く方のアルバムだけれど、
傑作というよりは、問題作として愛でていたい気がします。
彼の作品は、すっとぼけているようでもあるし、喧嘩腰なものもあるし、
サウンドの作り方、旋律のあり方も、変わってる。
モードのせいなのか、何なのか。
マーヴィン・ゲイがメロウ・ファンキー路線に転じた頃の猥雑なジャケットは、
アルバムだけだと洗練された音だけれど、
ライヴ盤などを聴くと、女性の観客は熱狂のあまり失神寸前…てかしてるの100人はいる。
マイルスはそれを、男性にも仕掛けたくて、
しかも、「ブラック・ミュージック」を包括しようとしてたふしがある。
寧ろ、教養になってしまいそうなJAZZを壊そうとしてた、かも。
フリー・ジャズではなくてね、要するに、ダンスアウトでないといけなかった。
まあよくわからんが、今日のところは、On the cornerです。