つれづれ

Nikorai Kapustin Piano Music/マーク・アンドレ・アムラン

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流石にロシアには疎い、たにぴ@もまゆきゅです。

ニコライ・カプースチンというのは、ロシア人の作曲家。
しかしキャリアの中で、N.Y.に渡った時期があり、
このアルバムの曲も、どう考えても、ジャズ、それも比較的広範囲な歴史を踏まえたJAZZ。
なのにねえ、これ、全部書き譜らしいんです。
ここで、ちょっと脱力。

日本人が類人猿学を始めた時に、世界はその手法に驚愕しました。
個体識別法、つまり猿の群れを徹底的に観察し、1匹ずつを見分けた上で、
彼等の行動から修正を研究する、というもの。
群れを文字通り群集として捉えるのでなく、個別に認識することによって、
内部で起こっている政治学を分析する。
これは当時、西洋人には出来なかった。理解外だったらしいです。
そんな手間暇かけるなんて、効率が悪いと想ったんですね。

ロシア人という属性のNikorai Kapustinがジャズを楽譜に定着させるときに、
全部書く、と考えた動機はぼくにはわからない。
楽譜に書く以外ないんだと想い込んでいたのかも知れない。
敢えて選んだのかも知れない。
ただ、彼の中には、クラシックと同列にジャズの肝が間違いなくあって、
だから音楽として充分に素晴らしいものです。
弾いた Marc-Andre Hamelinさんも、難儀だよね。この人も純クラシックスタイルの方で、
要するに、譜面を「読み上げる」ことのアートを追及している。
ここ迄来るとどっちが偉いのか一概に言えないけど、
渾然一体となったこのピアノ・ミュージックが、どうしようもなく感動的。
クレジットを確認してないけど、
これはおそらく、ホールでレコーディングされている。
アンビエント・マイクの響きもいい。

マークにも、拍手を。
ニコライにも、拍手を。
そして、全ての、お互いを侵略しようとせず、
調和と幸福と慈愛を求め続けるアートに、
惜しみない拍手を。



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by momayucue | 2016-08-18 21:59 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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