つれづれ

ANGEL HEART/ジミー・ウエッブ

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ソフトサウンディング好きな、たにぴ@もまゆきゅです。

何しろ、「AOR熱烈お奨め(お勧め・お薦め)」とかやってるくらいですから、
少なくとも自分の中には、好きなタイプのAORはある。
ただアレとかアレとかの派手な音楽は、一寸分けてるだけで。
AORライターでエディターの金澤寿和さんが、最近の取材で、
多面的にAORの成り立ちをテキスト化してくれてて、
何故ああも違うものが一括りになっているかの謎を解明してくれてます。

ずっとぼくの中では、Jimmy Webbは、ソフトなMOR POPSを書くライターで、
あまり小難しいコードを使ったりしない人という認識がありました。
これは褒め言葉として読んで欲しいのですが、物凄く上質な歌謡曲みたいな。
カーペンターズとかに近いかな。
いや実は、カーペンターズは転調とかコーラスの組み立てとか、
ごめんなさいって位に凄いんだけどね。
ただ、音楽性とは裏腹に、どんな世代にも幅広くアピールするでしょ。
ミドル・オブ・ザ・ロード。中庸。エクレクティック。
アメリカ白人の場合には、カントリー・ミュージックが根底に作用していて、
黒人だと、歴史的に結構ヘビーなブルースが先に根付いてたのを、
後からモータウンが仕上げた。
それが日本では歌謡曲。

さて、ジミー・ウェッブは、ぼくは昔、ジム・ウェッブと呼んでました。
巷の音楽雑誌でも、昔はそうだった。
当時、アート・ガーファンクルが出したソロ・アルバムに、彼の曲が何曲も入ってて、
どれもシンプルだけどとてもいい曲だったんです。
おそらく評判が良かったんだろうね、すぐにこのアルバムがリリースされた。
タイトルも「天使のハート」と、もろアート・ガーファンクル路線。
ねえ、こんな調子だから、一寸甘々なサウンドで、ロック好きな野蛮人共には鼻摘まれてて、
でも、甘々なぼくは、それが好きだったんです。

Jimmy Webbというひとは、ソングライターとしては破格の評価と大成をしてるのですが、
シンガー志向がどのくらいあったのか、ぼくにはよくわからない。
個人的なことと比較すると、ぼくも、あまり自分で歌うというのが優先順位高くない訳です。
自分でやった方が合うという時だけヴォーカルをとるけれど、
作家性の方が強い。
ジムさんは、所謂リズム・セクションにも精通していて、
オーケストレーションによるソフト・サウンディングにも明るい。
一方でこの"Angel Heart"では、第一線のスタジオ・ミュージシャンを揃え、
書き譜によるきめ細かいアレンジを施していて、
しかもちゃんとやり過ぎないようにしてる。
都倉俊一さんは一時、自身のソロ活動でこれを志向していたふしがあるけれど、
日本にもっとこういう音楽があってもいいのにね。
多分、やりたい人はいるんですよ。で、やってる人もいるんですよ。
でもあまり知られてない。残念。

さあ、頑張ろう。




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by momayucue | 2016-12-01 00:03 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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