ローペースな、たにぴ@もまゆきゅです。
ミュージシャンって、アルバム出したりツアーやったり、のペースは、
40代から50代では大概一度落ちるみたいです。
もういちいち例をあげるのもバカらしいくらい、そう。
ところが、それを過ぎると、また突然活動が超活発になるみたい。
どういうことか…、の事情は何となく想像つく。
言わないけどね。
john simonさんは、沢山のプロデュース作品を手掛けてるけど、
自身のリーダーアルバムは、とてもとても少ない。
もしかしてイヤなんじゃないかと想うくらい。
で、初期であればあるほど、評価は高い。
なのに、この辺りからどうも評判が芳しくないみたい。
えーとですね、ぼくはjohn simonの真髄とか体験してないし、比較出来ませんが、
どう考えてもね、このアルバム好きです。
絶対に支持する。
ピアノの的確なノリと、シンプルだけど完璧な和音。
むしろ有名なmy name is jackが入ってるヤツよりも、
このアルバムの凛とした佇まいの方が好きです。
大人の音楽だよね。
木管のベースラインから始まる1曲目、倍音がメジャー成分を多く含んでるのに、
コードが鳴り始めると、ほんわかとしたマイナー曲。
リリース音を極力少なくしたなんちゃってボサノバピアノの曲は、
コーラスのリリース音が逆に悶絶する程雄弁。
サティがアメリカをテーマにしたみたいな遅すぎるワルツ。
最期のロックンロールピアノ曲に至る迄、ルーズに演奏したおした所は微塵もない。
物凄く的確で、制御の利いてる。
すばらし!