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symphony №1/ジョー・ジャクソン

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偽物な、たにぴ@もまゆきゅです。

本物志向、あんましなくて。
例えば、Joe Jacksonに最初にぐっと来たのは、big worldからでした。
あの中の8beat曲に、なんちゅうか、
ストーンズみたいなテキトーなロックを感じなくて、
もっとインテリくさく、考えて考えて音楽的に作ってる。
悪く言うとロックをシミュレーションしてるんだけど、
ぼくみたいな、ロックに憧れがない人間には、音楽としてすっごく染みる。
村上春樹が、全編に渡って音楽を引用している「ダンス ダンス ダンス」の中で、
「 ある種の輝きを有しながらもそれを普遍化する能力が幾分不足した(不足していると僕には思える)ジョー・ジャクソン 」
とか書いてるそうです。
それは何なのか、ぼくには抽象的にしかわからないし、
実際村上春樹にしても、結構抽象的な表現しかしてないし出来ないと想われます。
しかも、その器用貧乏さを描写していながら、
春樹さんも、ぼくも、その感じ取れる彼の資質を何処か愛してもいる。
ぼくなんて、ストーンズよりも断然ジョー・ジャクソン派だもん。
とりわけ big worldは全曲素晴らしいし、
声が強いわけでもでかいわけでも渋いわけでもないのに、
がなって頑張ってる線の細さ。
いいよ。好きとしか言えない。

彼は実は、アカデミックな音楽教育を受けていながら、
自分の意志でジャズやロックに関心と活動範囲を見いだしてる人。
でありながら、80年代に ヒット作を出してからも、流転は続きます。
バンドでライヴ1発録りなのに観客には
「ごめん静かにしててね」とか言ったのが、先のbig worldだし、
オーケストレーションに軸を移してインストと言うか
シンフォニーとしての曲をアルバムにしたり。
で、複数の特性が異なるレーベルと契約し、ソニークラシカルからリリースしたのが、
今回のこれっす。タイトルずばり過ぎてる。

クラシックのレーベルから出してますが、所謂クラシックとは色々と違います。
交響曲として書いたんだろうけど、管弦楽のスタイルではないし、
かと言って書き散らしたフレーズとかもない。アドリブらしいものはないです。
クレジットで眼を引くのは、なんと言ってもギターにかのスティーヴ・ヴァイが入ってる。
弾けないフレーズもヴァイなら弾ける!
まあ、そうだろうけど…。
で、意気込みの割りには斬新な音楽と言うこともないのだけれど、勿論質はとても高い。
ぼくはラストの曲が、ああジョー・ジャクソンだなあ…と想えて、大好きです。

全体に変拍子が多用されていて、しかもスティーヴ・ヴァイだし、
プログレっぽいとの意見も頷ける。
で、彼の場合暗く重くならず、何処かに明るさとセンチメンタルなところがあって、
そのあたりもフェイクっぽくて、どうにも好きなんだよな。

問題は、バンマスゆーこさんが、
「この声、あんまり好きになれないなぁ…」
と言うとこ。かけると一寸いやがる。



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by momayucue | 2017-02-20 20:31 | 未分類 | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


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