つれづれ

on the corner/マイルス・デイヴィス

d0041508_227919.jpg

ワンコードが苦手な、たにぴ@もまゆきゅです。

グルーヴという概念で音楽を語るときに、
ドラムとベースの関わり方や、逆に距離というか付かず離れずな状態が、
所謂、「ノリ」を作り、音楽を推進していくことがあります。
ぼくは、比較的「作家的」な音楽を好む為、
楽曲の内在させている意志のようなものを優先し、
演奏への期待は二の次、なんちゅうことがよくあります。
やばいよねー、こんなんじゃジャズなんて語れないわよ。

Miles Davisは、ポーズも含みながらも非常に独特な音楽観を持っています。
モードなんて発想が生まれたのも、
恐らくだけど、基音というか核になる音をルート音から切り離して、
ベースではなく上の方に据えて、そこから上下に展開させたからだと想う。
想うだけ。確証は全然ないけど。

それが、モードジャズの発送。
しかし、それを踏まえて、Milesはまた逆戻りする。
ベースが、ワンコードを弾き始める。ファンクの凄みと、
更に執拗なリフレインがトランス状態を醸造してく。
電化マイルスのデビューです。
基本的には、マイルスはこのアルバム以降、ワンコードの、ファンクを様々な形で続けていきます。

驚いたことに、on the cornerからはシングルカット曲と言うのがあり、
スマッシュヒットした。
確かにその曲は、メロディが印象的なんだけど、
やっぱりベーシックにはワンコード。しかも、これがまた手強いと言うか、
とても展開させづらいメロディ。
「こっから何をしろと?」
と言いたくなる。
有名なmilestonesみたいな、アドリブをそそるもんじゃないんです。
あちらはほら、…とてもとても、インプロビゼイションしたくなるでしょ。
でもねー、on the cornerの、全編から聴こえてくるあのメロディ…。
なんなんだろ、あの、つまり、剽軽なフレーズ。
スライやJBみたいなのと、スクエアなジャズとの、エクレクティック且つ過度期な音楽。

ぼくは、このアルバムを聴くことで、自動的に、
胸騒ぎをする身体になってしまった。



[PR]
by momayucue | 2017-03-23 22:07 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31