Laura Nyroに開眼するのが遅かった、たにぴ@もまゆきゅです。
それこそニューヨークに住んでた頃に、ライヴ盤を買ってた。
でも、それ程愛聴盤にならなかったです。
メインのキーボード、多分コロンビアのエレピだと想うんだけど、音が、あんまし好きじゃなかった。
それが、ほんとにごくごく最近、このライヴ盤が廉価で出たので、
メンバーを見たら、ヴァイブラフォンにマイク・マイニエリだったり、
ギターがジョン・トロペイじゃないですか。
ぼくはLaura殆ど通ってないのに、期待して買っちゃった。
でもう、1曲めから引っくり返った。なんだこれ!かあっこいい!
どうして今迄引っかからなかったんだ。
重厚な楽曲。タフな演奏。
昔は奇妙なスタイルだと想ってたのに今聴くと芯のあるヴォーカル。
それに、なんつってもマイク・マイニエリにはずれなしですよ。
キャロル・キングがポップスやフォークの影響が多い作家なのに対して、
Laura NyroはゴスペルやR&Bの影響が強い。
歌詞は「うわぁっ!」と言いたくなるくらいに与謝野晶子というか瀬戸内寂聴というか、
欲望に忠実。
それなのにストイックに聴こえるところは、ジョニ・ミッチェルにも通じる。
音楽っていくつになっても出逢えるものだな。