フューチャージャズに目覚めた、たにぴ@もまゆきゅです。
最初は、やっぱりWONKだった。
ってことは、結構遅いんだな。
ホセ・ジェイムスとかロバート・グラスパーには行かなかったもんな。
あ、WONKの前にフライング・ロータスがいたか。
あれはJazzのカテゴリーじゃないか、
わけわからんな…。
ドラムンベースって、最近言わなくなったけど、あったじゃないですか。
かなりマシンライクなリズムだった。
あれを、マーク・ジュリアナなんかが人力でやるようになって、
その人力の魅力には、大雑把に2方向あった。
ひとつは、超絶バカテクで音を埋め尽くすのに、
案外喧しくならない不思議な演奏力。
もうひとつは、隙間を、これ迄の人力でのレベルを超えて作り出す演奏力。
コンピューターで制御するような演奏を人力でやる。
「そこスネア入れながら次2拍無音にしてまたチチッとハイハット?」
みたいな、ぼくの世代では人力でやるべきじゃなかった演奏を、
生身でやる。休符を使いまくるのはドラマーには物凄くしんどい。
で、或る日Richard Spavenを観て、本当に驚いた。
今ドラムってこうなの?
物凄い「歌」じゃないですかこれ?
The Selfは、完全にぼくの認識を超えたし、変えた。
これ迄はすみません、ドラム音痴でした。
自分がどんな音楽やる時でも、
ジム・ケルトナー、マヌ・カッチェ、高橋幸宏の3人の誰かで、
ほぼ満たせると想ってたんです。
前にも書いたけど、
POPに関して幸宏さんを超えるスタイルは無いし、
ファンクとかを自分がやるにしても、ドラムはマヌがやればOK出せる。
ジムは、ルーズな演奏全面任せちゃう。
3人とも一流だけど、突出した分野でも、ぼくはOK出しちゃうし、
もともと、ヘビメタでスティーヴ・ガッドでもぼくには足りる。
ただ、話戻るけど、ここでRichard Spavenが出てきたのは大きいな。
違うモノが出てきた印象があって、しかも凄く凄く自分に合う。
DAWで作るものが、人力になることによって、更なる地平が見えるような。
彼は、コンポーザーとしても、新しいものを見せてくれたわほんまに。
それにしても、音楽のことだけ考えて生きていたい。
もはや仙人のように。今更引き篭もりのように。