小理屈「いやカタいのなんの」

坂本龍一を語るということ

私の最も好きな音楽家。
多分一度には語りきれない。何度か、テーマを分けてにしないと。私の価値観のあらゆるところに影響があり過ぎて、それでも師とか教科書でなく、ひたすら好きなだけの人物。
音楽のコンセプト、思想や恰好、物言い、読書、映画、偏屈、無責任、スケベ、全くやられっぱなしだ。

人間関係がとても不思議。離婚したかつての家族や、子供達同士、その前後左右の友達と、ごく穏やかに親密な友好関係を継続、というよりも、「育んで」さえいる。全くなんて能天気なんだ。そのわりに、けっこう辛辣な批評家だったり。

音楽が不思議。日本人で海外で大活躍する音楽家というと、小澤征爾さん、武満徹さんの名が浮かぶ。大方のインテリはこの人達を絶賛してやまない。坂本龍一は、現代音楽含め、CDショップのクラシックコーナーには置かれない。J−POPなのかな。そこでもなかなか真っ当な評価はされない。サザンオールスターズみたいなチャート25年など無い。そもそもボーカリストではない。
かと言って、JAZZやフュージョンのバカテクピアノストでもない。
何々風とかカテゴライズし難い。

偽善者呼ばわりする人も少なくないし、エスニック泥棒という言葉もあるし、嫌味なインテリと捕らえる人もあるでしょう。
格調が、高くて低い。よって、何処にもうまく属することが出来ないが、誰も無視出来ない存在。しかも本人は、誰が何と言おうと、ナンとかぶるわけでもなく、自然体。多分チャリティ・ライクなことをやってた時にしても、こずるくナンパしたりしてたと想う。大上段に構えたり、逆に悪ぶったり、全く無かったのではないか。恐らく周囲の方があたふたと批判したり矛盾を追及したり、いい人呼ばわりしたりと忙しかったのではないか。
メディアに露出している誰かを、こんな人、という風にカテゴライズする傾向は、メディアの基本機能が広報・広告である以上、当然だろう。しかし、普通、人間ってブレるもんだぜ。いろんな顔を持っているのが標準。ただそれをメディアの前で維持するのは、パワーがいる。

私は普段、音楽何が好き?と訊ねられると、一応、JAZZ、と答えたりしている。しかしやってるものも、聴いているものも、JAZZは多くはない。だってみんなそうでしょ?自分で自分をカテゴライズするのが難しい。ごくシンプルに、彼の音楽を受け止めればいいのだ。少なくとも私にとっては。


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by momayucue | 2006-04-07 23:30 | 小理屈「いやカタいのなんの」 | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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