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小理屈「いやカタいのなんの」

データベース音楽論、激闘編その1

IPod nano を買いました。iTunesにCDをリッピングさせて、取り込んで、街へ。
これまでずっと、CDプレイヤーとソフトを一掴み鞄につめて出かけてました。それに比べて、身軽なことと言ったら、確かにMP3、恐るべし。また心配していた音質は、杞憂でした。下手なポータブルCDプレイヤーよりもいいくらい。輪郭がはっきりしていて、ガッツは……やや少ない。やはりmp3。でも一応、必要範囲をカヴァーしていると言える。嬉しいのは、iPodの音、というキャラクターがあるのが解った。一寸淡白な感じの、ピュアな音。

 さて、以前一部では結構反響を頂いた、私の「データベース音楽論」は、ざっくり言うと、個人が記憶で管理しきれない単位の音楽ソフトを所有していくと、音楽への接し方も変わっていくのではないか、という要旨のものでした。わたしの買ったなのぽっど君は、2GB。リッピングしたCDを、更に聴きたい曲だけ転送してるので、まだ実感として、データベースを持ち歩く感覚ってものが自分に欠けていますね。まあアルバム10枚くらいなら、まだ誰も混乱しないレベルでしょう。2GBとはまあその程度の量です。それでも、ダーツを投げるみたいになのぽっど君にアルバムごと転送してから、シャッフル再生してれば、そのヘンも体感出来る。むしろ私が、いつまでもなのぽっど君に転送する曲を眺めて、iTunesと戯れ、ほくそ笑んでしまいそうなのがブキミ。かも。

 ところで、iPodの背後に、もうひとつ、恐ろしいスケールのデータベースがあります。リッピング、転送と再生、それから購入が出来る、iTunes、iTMSです。購入については、どうやらまだマニアには突っ込まれ放題らしい。しかし私が驚いているのは、リッピングの際に自動でサーバへタイトル検索に行き、しかも信じ難い打率でヒットしていること。
 今迄さくっと試してみてNGだったのは、インド古典楽器ヴィーナのナゲシュアラ・ラオさん来日コンサートの実況盤を、芸大の関係者の方なのかな、が製作されたものだけ(余談ですが、すんばらしい演奏です!)。その他は連勝記録まっしぐら。環境音楽としてでなく、研究用として録音された鯨の泣き声の輸入盤、それも昔WAVEで入手したもの。どう、怪しいでしょう?ヒット。われらがスティーブン・ビショップのデモアルバム"fear of message"。ヒット。オランダの学者ヒューゴ・ズッカレリ博士が開発した立体音響ホロフォニクスの、これもいかがわしい、しかし奇跡的に立体音響なのは間違いない、謎の効果音やライブのアルバム。ヒット。流石に私の"No Pentatonic" はダメでしたが(註:今は出てくるはず!登録したもん。編集部)、いったいどうなってるんだろう。いや、自分のアルバムが出て来ない事じゃなくて(^^; この何でも出てくる具合。
 この背後にあるデータベースは、知る人ぞ知る、CDDB。ぱわぁどばい、グレイスノート社。友人が教えてくれました。今や主たるメジャー、自主レーベルが自らのカタログ情報を提供し、マイナーなものについても、どうやらiTunesのユーザが、自ら登録している。ツールから入力して、送信を押下すると、一定の審査を経てそのデータベースに登録されるらしい。10/17日現在のカタログ数は、
4,125,471 CDs、
52,727,428 Songs
こんなものなのか、この数字が大きいのか不充分なのか、もう判らない。しかし、先出の結果が示す通り、とんでもないものがちゃんとヒットしてくれる、と言うかヒットして「しまう」。

長いので1度送信、2につづく。
by momayucue | 2006-05-13 17:40 | 小理屈「いやカタいのなんの」 | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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