N.Y.での一寸泣かせる話シリーズ

No Music No Life Mr.Horowitz!

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N.Y.で、様々な有名人を見かける訳です。
確証の持てる人、持てない人。
疑いようの無い場所で、疑いようの無い本物のスターにも逢う。

街中でカットの割引券を配ってた美容院に、
自分で切ってた長い髪を、後ろで束ねた貧乏なぼくは、
バイト代を手に、いっちょ行ってみるか、と決めたのです。
その時想い知ったのは、
アメリカでもどこでも、世界中で、
美容師さんにゲイ率は幾分は高いのかも、ということでした。
「スキナヨウニキッテクダサイ」
とぼくが言うと、
「サンキュー!!」と想いっきりハグされました。
すんごいごつい腕で。
「アタイハネ、マエニ、しんでぃ・ろーぱーノカットヲシタノヨ」
そ、そうすか。でもあの髪型ぐちゃぐちゃですが。

そんな、有名だか何だか微妙な出逢いもありつつ。

或る日、いつもの様に72丁目の辺りを、ずっと先のほうから歩いて家に帰るところで、
TOWER RECOREDSに差しかかった。
当然、立ち寄るんですが、その日は何故か入り口の外まで長蛇の列。
全く入れません。
ガラス越しにみる店内のモニターは、全てがホロヴィッツを。
高齢の、ピアニスト。
ロマン派もバロックも近代音楽も、
何でもそのジャンルを代表するアルバムを作ってしまう偉人です。
ああ、遂にホロヴィッツが死んじゃったのか…と、感慨深く店内を眺めていると、

ありゃりゃ。
え"え"ーーーーっ!
あの、ホロヴィッツがサイン会やってる!
微笑む蝋人形の様なおじいさん。上機嫌。

その数年前に世界ツアーをやり、酷評されて、
「幾らなんでも、もう終わった」
と言われたのが、半年後には全盛期さながらの輝きを取り戻してみせた彼は、
その日サイン会をする程に上機嫌だったのよ。事実なのよ!
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Commented by ゆーこ at 2009-02-28 22:10 x
もしかして「as you like」って言ったわけ??
東洋人のキメの細かい肌は
ある種「人気がある」みたいなので
お気をつけくださいね。
って、今言ってもしょうがないか・・・
Commented by momayucue at 2009-02-28 23:45
たにぴ@ろぐいんだす!
ゆーこさま、実はその質問は、めっちゃイタイとこを突かれてるんです。
英語わかんないからさ、
"Do what your like please!" と、ニコニコ笑いながら言ったの。
「勝手にして下さい」って感じ。で、お店の人も、彼(彼女?)も、
一瞬の間のあと、すぐに、このトーヨー人は英語わかんないんだな、と、
いっせいにぼくをかばってくれたり、英語を教えてくれたり、発音を直したりしてくれ出した。なははは。
by momayucue | 2009-02-28 18:11 | N.Y.での一寸泣かせる話シリーズ | Comments(2)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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