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つれづれ

Staircase/キース・ジャレット

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ECMにはけっこうはまってた、たにぴ@もまゆきゅです。

今やゲフィンからノンサッチへ移籍しているPat Methenyも、
南こうせつことチック・コリア(^^;も、ECMレーベルのスターでした。

Keith Jarrettは、"My Song"とか、随分聴いたものです。
彼の魅力は、どう言ったらいいのかしら。
即興。物凄く複雑な訳でも、尋常ならざるテクニックでもなく、
宗教的ともスピリチュアルとも違うし、
牧歌的でもない。グルーヴィー?全然違うなあ。
ジャズらしさが全篇に漲ってるとも言えない。
気難しそう。直観的。
こんなじゃ普通嫌われるんだけど、
なんつうか、歌心がある。優しさに裏打ちされてる。
で、鷹揚な押し付けも感じない。
だからその昔、
PA無しで武道館の真ん中にピアノを置いての我儘なコンサートでも、
1万人のお客さんが、それこそ固唾を飲んで、息を飲んで、
あらゆる条件を飲んで、聴いたんですな。
ぼくは行かなかったけど(80年代)、
行った人の話を聴くと、
「2階席でビールを飲むと、ごくんという音が響いて、
前に座ってた女の子がギョロっと振り返った」
だそう。
本人の佇まいや音楽がそうでなくても、
熱狂的なリスナーは、もはや「信者」ってなカンジです。

「らせん階段」というのともまた違うんだけど、
無垢な石のステップ階段…とか状況を説明するのもまた無粋で、
どうしたらええねん、なんだけどね、
「ステアケース」という何とも愛らしいタイトルのこのアルバム。
センスいいなあ。

では、今日はこれで。
by momayucue | 2012-10-05 22:23 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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