どうやら日野皓正ファンなたにぴ@もまゆきゅです。
日野さんのディスコグラフィーは、軽くぐぐった位では結構わからない。
キャリアが長いのと、移籍と、量と、
時代によって音楽がかなり異なっていてしかも管理があまりされてないのと。
ご本人のサイトには一応網羅されてるのかな…しかし、
こういうのって、熱心なファンがレビューしてくれてるのが
一番いいんですよね。
今聴くとオーケストラ・ヒットがジャン!とか鳴ってて、
ああ当時のサウンドだねえ…と眼が遠くなるのですが、
今日のこのアルバムはまさしく当時のコンテンポラリー。
この前だと所謂ジャズ・フュージョンのサウンドになっていて、
この後、一瞬ブラック・ミュージックに大きく振れて、
あとはどんどんコテコテのジャズになってくから、
こんなに露骨なのは却って珍しい。
日野さんの特色は、侘び寂びだとぼくは想います。
つまり日本的。和風。
邦楽のような殺気をおびた間合いが美しい。
かと言ってでは前衛的なスタイルだけになるかというと、
物凄くポップな作品も沢山ある。
ぼくは、所謂日本人のフュージョン・バンドってあまり好きじゃないんだけど、
日野さんの書くメロディーには、
トランペットでインストの必然性があるっていうか、
説得力があって、ファンです。作る曲がいい。
やっぱり根幹がジャズなんだろうなとは想うのだけど、
そのことと和風が同居出来てるのが、日野さんの美しいところです。