つれづれ

帰り道/東京少年

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理想と現実のギャップに半分愉しむ、たにぴ@もまゆきゅです。

笹野みちるが「東京少年」を辞めたのは、
やりたい音楽と、期待が変わっていったからだそうだ。
まあバンドであってソロプロジェクトではないから、
全体の方向性を見据えて維持するか、
強引にメンバーを引っ張るか、は出来たと想うけど。
こういう時にやっかいなのは、
「アンビエントっぽいのを取り入れたい?
それはね、売れないだけじゃなくて、事務所として困るんだ」
という、マネージメントの方ですね。
それを押して変化してくのは、自分達の犠牲だけじゃないから。

彼女が、同性愛者だったのか、カミングアウトどうちゃらとか、
ぼくにはあまり関係ないし、全く影響もない。
TVで見かけた彼女は、さばさばしてニコニコして、とても素敵だったよ。
京都弁も作用して、他のボーイッシュなガールズバンドより、抵抗がなかった。
ぼくはあの手のバンドには、てんで興味なかったけど、
あの手のバンドの中で、「東京少年」は、
ぼくから見て、あの手のバンドではなかったんです。
このアルバム冒頭の、ミチルマアチ。
ぼくなんて、こんなのが5曲くらい入ってるアルバムでもいい。
不器用でナイーブな少年風な歌詞は、男が作ってたらバカみたいだけど、
彼女は、まるでアニメの少年みたいにハマってた。
音楽的には、冒険をしようとしてるのは判ったけど、
少しこじんまりとしていて、その辺りは笹野さんが不自由に感じたのかも。
その後、独りでステージで歌う姿とかをYouTubeで観ると、
見事にアーティスティックで、どこぞのあの手のバンドとは全然違う。
その、「あの手の」方達、ごめんなさい。
それはそれで、ぼくが興味無かっただけです。

ただひとつ。
この、事実上のバンドとしてラストになったこの作品には、
とても、刹那的なムードが色濃い。
明るい曲調であっても、ポジティブな言葉であっても、
クラスメートが死んだかのような、何か現実が飲み込めないような。
「死」は、そこの隅に座ってあらぬ方を視ている。
文学的にも、音楽理論的にも、技術でそれはなし得ないと想う。
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by momayucue | 2014-09-07 00:20 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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