劇場の緞帳やカーテンを見るのは、なかなかいいものだ。
コンサートに行くことは、最近めっきり減った。
映画なら、何故か割に増えた。
日本の映画料金は昔から高いとよく言われたけど、
これ、多分今も高いよね?
映画の日、サービスデー、チケット、50歳夫婦割、様々なアドバンスがありますが、
1800円というのは、やっぱり基本料金として、どうかしてる。
新橋文化劇場という老舗の名画座が、閉館したそうです。
ヨーロッパのオペラ座みたいな、巨大なカーテンじゃないけれど、
この写真、残しておきます。
Twitterのアカウントも、ホームページも、やがて消える。
そしたらこのカーテンも見えなくなるから。
映画館の何処がいいかっていうのは、
多分ぼくには、スクリーンの大きさとかじゃない。
・行く。
・時間を取る。
・暗闇。
・音が大きい。
・映画泥棒呼ばわりされる。
・なんか食べる。
・マナーを強いられる。
・つまらなかったら後でぶつぶつ文句を言う。
・反芻しつつ帰る。
これらの、どれもを楽しむこと。泥棒呼ばわりも別に気にしないで笑う。
ドラマが、物語が、始まったものが、
終わる。
スクリーンだと、終わる。現実なら終わらないけど。
観たとおり、それ程大きい訳じゃないけど、
暗闇になると、舞台・スクリーンは存在感がある。
IMAXも悪くないけど、このくらいでもいい。
そして、カーテンは、やがて閉まるんだ。
ふと想う。「地獄でなぜ悪い」に出てくる映画館、あれどこ?
まだある?音楽もアルバム売れないらしいし、何が廃れて、何なら残る?
わからないよね。仕方がない。
また行き場を捜すよ。
・2時間を超える作品の時は尿意との戦い
・昼食後の上映は睡魔との戦い
が、加わります。
新橋文化劇場。
最後に掛かってたのが『タクシードライバー』と『デス・プルーフinグラインドハウス』だったってのがたまりません。
となりのロマン劇場は女優の橋本愛さんが18歳になってからピンク映画目当てで通い詰めていたらしいですね。
この人、『桐島~』、『告白』の役どころのまんまやんけ。
それより、たにふじさんが『地獄でなぜ悪い』を観ていたことにびっくりしました。。