どうも恋愛より友情モノに弱い、たにぴ@もまゆきゅです。
INTIMACYって、いいタイトルだな。
何とも言えないいたわりと温かみがある。
Bruce Robertsの、現時点での最新のアルバムだけど、
1995年だから、もうかなり前だ。
彼の場合、所謂ゲイ・パーソンなので、友情モノと言っても少しスタンスが違う。
ナイーブなものにならざるを得ないです。
彼の、ファルセットになる瞬間の声の延びが、このアルバム全篇に渡って美しい。
近頃眼にした数字では、ゲイ・パーソンは日本でも10人に1人、とか。
よく判りませんが、こう考えることも出来る。
世界の性愛人口ではなく、性愛物量の、10%がゲイ・パーソンである。
ある人は70%、ある人は13%。人によってはゼロ。
この感覚でものを見ると、ゼロって非常に特殊な気がする。
しないっすか?
ぼくはだから、
「だろ!あいつそうじゃないかと想ったんだよ」
みたいなのもどうかという感覚になる。
ラブ・ソングにも、友情ソングにも、自分を見付けることが容易くなり、
曖昧にもなり、そして間違いなく美しくなる。
少し個人のオピニオンぶった内容になってしまい、
ブルース・ロバーツさんをだしに使ってしまったみたいですが、
たまたまね、" Big Operation To Small Unit 2"を聴き返す機会があって、
そしたら、そこにはいってる「レズビアン」って曲が、
自分が作って演奏してるのに手前味噌なんだけど、
これ結構いいじゃんと想えたんです。ブルースごめんよ。
でも、このアルバムは、
彼の比較的コンサバティブな音楽性の中で、目一杯振り幅を取っていて、
カントリー調だったりダンサブル(これがまたいいのよ!)だったり、
器用で終わらないタフさを感じさせます。
最近ほんとにこういう音楽は流行らなくなっちゃったし、
彼も前出の通り1995年以降自分のアルバムから遠ざかってる。
でも続けないと。
ぼくも続けるよ。