ひ弱なたにぴ@もまゆきゅです。
20年以上前に作った可愛らしい曲を、
最近になってもまゆきゅでレコーディングしています。
で、基本的な打ち込みトラックに、エレキギターをダヴィングしてるのですが、
これが、へこたれる。
リズムカッティングはなかなかパワフルに録れたけど、
アコギの習慣というか、加減しても全体を覆うみたいになって、
うまく薄く使えない。
松原正樹さん(R.I.P)みたいにはいかないなあ…。
で、ソロでもOKテイクが出ない。
Steve Khanは、80年代のかなり早いうちに、
ギターとベースをコード感の核に据え、
キーボードレスでありながら高度なハーモニーのバンドを打ち出した。
ベースはアンソニー・ジャクソン。元祖多弦ベーシスト(コントラバスギタリスト)。
で、ドラムとパーカス。
当然どの楽器も忙しい。差し引きを考えないといけない。
とりわけ、ギターとベースが通常よりも雄弁になる。
それがこのアイウィットネスというバンド。
今でこそ渡辺香津美、Waine Krantz、その他ちらほらとJazz Guitaristが取り組んでるけど。
基本的に彼等、リードというかソロパートに専念したいでしょ。だから、
この編成は当時まだ異色でした。発明と言ってもいい。
ぼくも最初の一聴は、「なんかベンチャーズに先祖帰りしたみたい…」という感想でした。
ところがやがて、矢鱈巧いしベースの手数多いし、曲作りが凝ってる…に変わり、
馴染むかどうかはわからないけど、これは新しいぞ、と想った。
実際、この凄さは今でも一寸マイナー気味。
多分香津美さんもウェイン・クランツも、キーボード入れた方が売れる。
でもそうしない。ギターで全体を統制したいんです。
ギターだけだと遠慮も容赦もなく、「ぶつかる」心配せずに雄弁になれる。
話戻って、今作っている曲。トラックの好み的にぼくは、エレピ中心にしたい。
だから、リズムギターが気合い入り過ぎると、ぶつかる。
なのでぼくは、ギター控えめにしときたい。
一方ギターソロは、いつものアタック強めな大村憲司目標。
メロウだけどブルージー。手強い。
バンマスゆーこさんとの意見も噛み合わず、苦戦。
ところでこのアルバム(珍しくタワーレコードにリンク)は、バンドの3枚のアルバムをCD2枚にまとめたもの。
ライヴも入って、内容サイコーなんだけど、
曲のタイトルがどういう訳か鳥山明チックです。