つれづれ

Fourth World Vol.1 POSSIBLE MUSIC/ジョン・ハッセル ブライアン・イーノ

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はいはい、無節操音楽愛好者のたにぴ@もまゆきゅです。

第4世界の鼓動、なるものものしい邦題がついてます。
一応アルバムの名義はJon HassellとBrian Enoになってますが、
この宇宙の果てのジャングル感は、パーカッションの存在が大きい。
ぼくがずっとミーハー的ファンのナナ・ヴァスコンセロスと、アイーヴ・ディエングの2人なしには無理でしょう。
アイーブも、昔々、かの菊地雅章さんのセッションで観た。
ブレイクした瞬間の3連カウベルが、異常でした。
かっこよすぎた。全部持ってった感じです。
で、ナナは言うに及ばず。

それから、実はぼくは、アンビエント界のスターであるイーノよりも、
断然ジョン・ハッセルのファンです。
トランペットの音色で一番好きなのは、あのくぐもったジョンの音。
しかも一寸アラビックなフレーズでしょう。
しかもしかもハーモナイザーでしょう。
しかもしかもしかも枯れきってるでしょう。
サイコーじゃないっすか。
しかし、彼に関しては案外情報が少ない。イーノの1割も無いのでは…????

Jon Hassell と一寸変わった綴り。Johnじゃない。
1937年生まれだから、今は80歳。ポップスのフィールドとしてはかなり高齢で、
ビートルズよりもストーンズよりも年上。
バカラックよりは若いけれど、アヴァンギャルドなフィールドで活躍するミュージシャンとしては、ほんとに例外です。
っていうか、POPSって言わないのかなもしかして。
例えばイーノだって、U2だったりBowieだったり、超メジャーなところをやりながらも、
アンビエントを確立してきたわけでしょう。
ジョン・ハッセルは、最も同時代的POPSに近付いたのは、
ぼくが知るところだとディヴィッド・シルヴィアンとの共演ですね。
他は、あの胡散臭いワールド・ミュージック・ムーヴメントの中で、
超然とコマーシャルを拒否したアート音楽をやっていたり、
ライ・クーダーとの一連の作品では、映画音楽という位置を利用して、
彼を最もルーツ的サウンドから遠ざけたり、
逆に彼に完全に下駄を預け、自分のソロアルバムのプロデュースを任せたり。
HipHopに振れたBluescreen期も、トランペット自体は相変わらずで、カッコ良かった。

そうしてこのアルバムを俯瞰すると、サウンド・コンセプトは、
大方がジョン・ハッセルから提起されているのがわかります。
ブライアン・イーノは、殊アンビエント作品やアヴァンギャルド作品、においては、
もともとアクを出すタイプではなく、
音の、場をコーディネイトすることがメインです。
有名なmusic for airportでのあの誰もが想い出すピアノは、
ソフトマシーンのロバート・ワイアット。
また、ディヴィッド・バーン、ロバート・フリップ、最近はアンダーワールドのカール・ハイド
要するに、引いて立ってると妙に目立つ。でその佇まいが、抜きん出て知的。
ロキシーではあんなだったのに…。ぷぷぷっ…(リンク先集合写真のいちばん左)。
それはさておき、何しろ「第4世界」というフレーズが当時のジョン・ハッセルのテーマで、
第4ってくらいだから、第3の先になる。
サードワールドの先って、何想い浮かべますみなさま?
近代があって、未開があって、…その先だと、包括するとSFになりません?
ここでの、ハードなプレイでなく、抑制の効いた各楽器の混ざり方は、
不思議と未来的で、地球を飛び出し、或いは海底深くに潜り、
光を屈折させ、温度を奪い、ひんやりとした静寂と不安と安らぎに満ちる。
…なんてね。
















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by momayucue | 2017-10-24 18:43 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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