つれづれ

Electronic Sonata For Souls Loved By Nature/ジョージ・ラッセル

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とっても学習能力の低い、たにぴ@もまゆきゅです。

所謂JAZZ学校へ行って、ひとしきり理論を習ったんです。
でもねー、一旦わかってしまうと、もう実践よりも直感がまさってしまって、
あんまり身に付かなかったんです。

George Russellは、当時既に確立してた所謂バークレー式音楽理論に対し、
人によっては、「怪しげな」という枕詞が付く「リディアン・クロマチック」なる理論を考案した人。
何で怪しいかというと、あんましベークレーと変わらないのに、
新しいと主張し、音には中央はないし間違いもないと主張し、
宇宙の真理を説明したテキな扱いをされたから。若しくは、自分でしたから。
その門下生をずらっと並べたら、超大物と呼ばれてもいいくらいなのに、
今イチ知名度が低いのは、その「怪しげ」なる枕言葉故です。

これのタイトル、訳すと、「自然に愛された魂のエレクトロニック・ソナタ」って感じ。
英語でも和訳しても長いタイトルのこの作品は、
1968年に一度ノルウェーでレコーディングされました。
ぼくが聴いているものは、そちらです。
その後、1980年に、別なメンバーによって、イタリアで再録されています。
代表作とはあまり言われないけど、
ラッセル本人は、自分の子供に捧げたとのことで、
多分想い入れはひとかたならぬに違いない。
2回もレコーディングしてるし。

ただ、実際聴いてみたら、凄いんですよこれ。
セクステットなのに、とても6人編成とは想えない複雑さ。
構成がまず1部2部というめんどくさい感じになってて、
A、A'、Bとはいかない。全然いかない。
管楽器の使い方も、自身のピアノも、重厚かつパーカッシブ。
で、当然ながら、音の並び方が、異様に自由。

リディアン・クロマチックって、何だ?
どう説明したらいいんだろ…(そもそも自分が解ってない)。

ドレミファソラシドっていうあの並びを、「スケール」と呼ぶと想って下さい。
所謂ドミソ(度味噌って変換されてびびった)の和音の時の、
最も基本的な音の並びですね。
このスケールを(ああもう説明端折ってるう)、一寸変えて、ファから始めてみる。
そうすると、1個めの音と4個めの音が、増4度って関係になるんです。
なんだそれは…、ですよね。ああ困った。
ピアノで、ドとファを弾く時に、白鍵も黒鍵も含めて、間に入ってる鍵盤の数を数えよう。
…はい、4個あいだに入ってました。
次に、ファを1個めとして、4個めは、シです。
ファとシのあいだは、5個鍵盤が入ってます。
これ、この1個多いのが、増4度。

すっごい端折ってますよ、端折ってますからね。その前提で、
スケールって、ドから始めるのとレから始めるのと…で、それぞれ名前ついてて、
ファから始まるスケールが、リディアンなんです。

ああごめんなさい…。

何となく謝ってしまいましたが、実はこのリディアンというのは、
ドレミファソラシドの4個め、ファをシャープにするのは、
とても癖の強い響きになるんですね。
このリディアンを軸にしてメロディーを作ると、
メジャーともマイナーともつかない、開放的な響きが得られます。
ぼくは、2マイナー7thでベースを5にして、
その上でリディアンでリードを作るのが矢鱈と好きです。
今にも何処かへ解決しそうな、
そのまま続いて欲しいような、
不安定な明るさがあって。

ああ、ついに何のことかもうわからんくなってもうた。

もとい。

この増4度スケールとその都度都度の和音との関係を徹底的に考えると、
凡そ何処に音が飛んでも、
「いや、それでいい」
みたいな状態になってしまうんですね。
これが、自由度が高いと主張する理由でもあるし、
なあんかカルトっぽいと言われちゃう所以でもある。
ぼく自身は、和音が解決を内包させつつそうしない状態って、
必ずしも「自由」じゃないと想ってる。寧ろ、どっか窮屈。
なので、全く新しい!とか捉えずに、
単なる作風、くらいでいいんじゃないかと考えています。

第一、増4度を使ったからってみんなあんなになる訳じゃないし。

George Russellのメソッドは、「異様に自由」と書いたけど、
その自由は、何処へ飛んでっても成立するのにどうも肌に違和感を起こす。
変わってると言ってもいい。
だとすると統一理論じゃないよねーやっぱ。
異端。でも、いい意味で。




















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by momayucue | 2018-04-11 21:51 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


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