以下に記す歌詞は、もまゆきゅ以前にぼくが書いたものです。
もまゆきゅでは採用にならず、
"Big Opelation To Small Unit"略してBOTSUシリーズとして、ライヴ等で安売りしてます。
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エポック・メイキング
『今の冗句かなり冴えてた
だけど大勢には通じない
君は変わってる言葉に窮するくらいに
そんなにひねくれてよくやってこれたよ
力が入ってもいないし
シリアスなわけでもないし
たとえもからかいも出来ない
違う世界の人だ』
他人のする当たり前の事が
どれも奇跡に想えてしまう
誰かがぼくの評価委員会を設立し
ぼくのやることなすことに「佳作」のラベルを張る
力は入ってるんだ
シリアスなつもりでいるんだ
死ぬ程まともなのに
ズレまくってるんだ
他人と違うルートのチケット手に
みんなに追いつくにはどうすれば
通じたい言葉通じたい人に
通じさせるにはどうすれば
『いつも自由に生きてるよねこれからも
まわりじゅうを振り回してこれからも』
他人に対してすれ違ってもせめて
自分なりに誠実でいたいとこれからも
占いだけがたよりさ
まぐれだけが救いさ
「愛してる」それくらい普通さ
求めてるのは「普通」さ
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そのボツアルバムでは、バンマスのゆーこさんとラジオのノリで会話してます。
何故この曲はボツになったのか、何処がNGだったのかを、
ぼくがゆーこさんに説明を受ける、というかなりドMなトークをしてます。
この曲についての会話の中で彼女に、
「これは自分自身のことでしょ?」
と質問されて、いや全然そうじゃない、とはっきり応えてます。
しかし、考えれば考える程、そうじゃない。
これは、自分のことを救済する為に背水の陣で書いてます。
自分のような「世に馴染めない輩」が、何か出来る筈だ、という視点。
だからタイトルが「エポック・メイキング」。
歌詞の全てが一人称ですが、本来なら、『』内の部分は別な声で、
ふたりのキャラクターが対話をしてる姿になる筈です。
結果そのBOTSU02ではぼく独りで歌ってますが、
本当は、「重ならないデュエット」のつもりでやっています。
曲自体は、チープなスティーリー・ダンといった風情の打ち込みもの。
多分この歌詞が、一寸危ういというか、分断する感じだったんだと想います。
本人は何とか自己肯定感を持ちたくて苦しんでて、
普段はコンプレックスに追われてるのに。