つれづれ

Original Musiquarium/スティーヴィー・ワンダー

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クィンシーよりはスティーヴィー派の、たにぴ@もまゆきゅです。

デジタルの特徴。
アナログの中に普通にあるものが、ない。なしに出来る。
例えば、ノイズ。CDにおける無音は、現実にも無音ですが、
アナログ盤やカセットは、無音を目指したり、演出したりする。無音のふりをする。
それからアナログってねー、テープでもレコードでも、何でもそうなんだけど、
音が記録されるのが、遅いんです。だからリミッターがかかる。
急に大きな音が鳴ったりすると、音量のバランスが崩れるでしょう。
それが、少し潰れるようになってるんです。

使う時は勿論わざとそれを使うのですが、アナログの場合は宿命とも言えます。
完全にその「リミッター」がかかる現象を取り除くことが出来ない。
デジタルだと、最初に録音する際にリミッターをかからないようにすることが出来る。
大きすぎたら潰れたり歪んだりしないように、
予めレベルを小さくしておかないといけないけど。
また、ピークを越えた時の歪み方が酷い音なんだよな。

日本では「ミュージックエイリアム」と呼ばれ親しまれた今日のこれは、
よくあるベスト盤とは違った受け取られ方をされました。
アルバムというのは統一感があるもの。
違った時期にレコーディングされ、違ったアルバムに入っていた楽曲は、
のちのち代表作としてベスト盤に収まることがあります。
当然、作風も、「音のカンジ」も違ってきます。
ただ、代表作で埋められてるから、それはそれでいいものになる。
しかしこの「音楽館」というStevie Wonderの造語を冠したこいつは、
2枚組のそれぞれ片面がノンストップ位な流れなのと、
各面ラストに素晴らしい(素晴らしすぎる!)新曲が入ってたので、
それはそれはグレートでした。"NightFly"が出た年なのにベスト盤が年間ベスト3に入ってたとか。
意味がわからんです。

時代はデジタル録音に向かいます。スティーヴィーは早くからデジタルに着目し(着耳だ)、
そうとうにスカスカな"In Square Circle"というアルバムが出ます。
こちらはそうとうに音が軽くなってて、フル・デジタルの感がくっきり。
そして恐らくそれは、スティーヴィーが望んだことなんだと想う。
基本的無音の中から立ち上がってくる楽音。
ずれないタイミングと、立ち上がり。
プレイヤーの選択した強弱を、極力そのまま伝えるレコーディングシステム。
彼にはきっと、聴こえている世界が違ったんだろうな。

話は戻って、こちらのベスト盤。
全くベスト感無しの、めっちゃ統一感有りの、超傑作群。
そして、彼のレコーディングにしては非常に珍しい、エコーたっぷりの、
超名曲、"Do I Do"初出がこのアルバムでした。
トラック助手のバイト中、FENで2時間毎にかかってた。
長いけど全く冗長じゃない。
N.Y.に住んでた頃、当時観光名所的に有名だった、パレディアムというクラブに何度か行った。
或る夜、のドラムが消えてパーカッションになるところ、
スティーヴィーのラップが始まるところから唐突に、この曲が始まった。
で、最後のカウントでピタッと終わるあの部分に到達したら、
サクッと次の曲になっていった。
みんなでコール&レスポンスをやってたなぁ。

そして、この流れが先日の隠密トークに、
濃厚に密接に関わってました。















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by momayucue | 2018-06-09 18:02 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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