つれづれ

BTTB 20 th anniversarry deition/坂本龍一

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どっちかというとアコギよりピアノ派な、たにぴ@もまゆきゅです。

人前で弾けるのはギターくらいなのに、
聴くのは、前から何となくソロギターよりもソロピアノの方なんですよ何しろ。

さて、細かな分類になっちゃうけど、実は教授のアルバムって、丸ごとピアノソロなのは少ない。
多分厳密にはこれだけです。
有名な"Avec Piano"は、当時のインタビューでも、
実はダビングしてるという発言をしています。
/04/05は、もっとあからさまにダビングしたりMIDIで同録してます。
特にピアノ1台でって限定してない。
とは言え、BTTB以降の教授はかなりアコースティックピアノのイメージが。
オーケストラとの共演だったり、チェロとバイオリンのトリオもツアーの標準編成になってます。
ただ、Back to the basicってくらいで、ここから教授は芸大以前に回帰してるんですね。
フランス近代の和声。
独りで出来る、つまりピアノだけで出来る。機材もバンドも弦も要らない。

このアルバムが出た当時、原宿の元はブティックだったらしきスペースに、
ソロコンサートに行きました。体育座りの人と、スタンディングでぎゅうぎゅうになって。
大貫さんがゲストでした。
あの時は、…MIDIは使ってたかな。忘れた。
ピアノはもうYAMAHAのMIDIピアノだったんだけど。
でも、殆どがこのアルバムの曲でした。
リリース当時は、レコーディング時に記録したMIDIデータがフロッピーディスクでついてた。
ほぼ全曲なんだけど、1曲だけ、Bachataは無かったんです。
即興的に聴こえるし、そういう要素もあるんだろうけど、
先に書いたコンサートの時にはその曲もアルバム通りに演奏してて、
やっぱり入ってない理由がわからない。
ああいうフィジカルなノリの曲こそMIDIがあったら面白いのにな。
案外、「データ取り損ねた!」みたいな理由だったりして。なんせフロッピーの時代だから。

2018年、リマスター、リイシューされたんですが、
何と村上春樹が文章を寄せているのが話題です。
全貌は把握してないけど最近春樹さんがアルバムのライナーを書くなんて、あった?
自身のエッセイにならあるけど(スガシカオとか有名だし)アルバムにだぜ。
頼む方も受ける方も、ある程度自信がないと出来ないよねー、やっつけ仕事になったらヤだし。
小西慶太さんという人が、「村上春樹の音楽図鑑」という本を、それこそ20年くらい前に出してます。
所謂ガイド本。村上春樹の作品には、兎に角うさぎにつの、音楽の引用がハンパない。
ひっきりなしに出てくるミュージシャンや曲の数は、小説や作家の名前よりも100倍くらい多い。
それらを、何ページにどういう文章で出てくるかと、その音楽の概要を図鑑のように並べている。
そりゃあもう労作ですよ。大変だったと想います。
ただ個人的にずっと謎があるんですね。
坂本龍一は、「ダンス・ダンス・ダンス」で主人公が、
「税務署の待合室で坂本龍一が…」
と例え話をする形で登場します。
これが、殆ど(その時点迄に出版されている村上作品の)全ての音楽について網羅している小西さんの作品では、
「意図的に」避けられているんです。
何故「意図的に」とわかるかというと、
その前後に出てくるジャック・ルーシェもグレゴリオ聖歌もちゃんと解説されていて、
更には続く文章にさっき記した、
「税務署の待合室で坂本龍一が…」
がはっきりと登場する。なのに、その坂本龍一には触れてない、素通り。これ、わざとだよね!
では小西さんが、教授を嫌いなのか…、にしてはヘンだ。
だって、本のタイトルが、「音楽図鑑」ですよ。嫌ってたら付けないタイトルだ。
で、全体として教授の不在が強調される結果になってる。

そこへ遂にライナーノートの登場。

実にハルキっぽいライナーの文章でした。しかもちゃんと解説になってる。

そうそう、実はねー、このテキストの中にぼくはひとつ仕掛けがしてあるんです。
BTTBには、ピアノ以外の楽器、はいってるんですよ。
何でしょう…??


















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Commented by よしてる at 2018-10-23 22:48 x
えー、春樹さんがライナーノーツ!とさっきこちらで知って今買ってきました。音源全部持ってるのでスルーのはずだったのですが。これから帰りの電車の中で読みます。教えていただきありがとうございました!
Commented by momayucue at 2018-10-25 07:38
よしてるさんどもども!
じぶんの聴き方と対象になってる音楽の性格描写と、
音楽史上の中から「こんなあたり」を提示してて、
いやあ流石でしたね、春樹さん。
by momayucue | 2018-10-20 11:26 | つれづれ | Comments(2)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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