つれづれ

Will Power/ジョー・ジャクソン

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しょうもないことに気付いた、たにぴ@もまゆきゅです。

いやあ大発見だな。
いえ、しょうもない発見です。
英語WikiでJoe Jacksonを調べてたんです(日本のは近年更新止まってる)。
彼のスタジオ・アルバム("Big World"はその扱いらしい)のタイトル。

Look Sharp!
I'm the Man
Beat Crazy
Jumpin' Jive
Night and Day
Body and Soul
Big World
Blaze of Glory
Laughter & Lust
Night and Day II
Volume 4
Rain
The Duke
Fast Forward
Will Power
Night Music
Heaven & Hell
Symphony No. 1
なんと、全作品中5枚も、「あんど」になってる!
凄い!

そうでもないですね。失礼しました。大変失礼しました。

とあるblogのコメント欄に、
「ピアノソロだけになると、悪くはないけれど、
ピアノならもっとうまい人がいるのにねえと思ってしまいますね」
と書いてる人を見付けました。
いやあ、恐ろしい。何故かって言うと、
このアルバムに収まってるノクターンは、ピアニストの演奏なんです。
ジョー・ジャクソンは作曲と(編曲も)、何故かmixしかやってない。
つまり評者はこの演奏をジョー本人の演奏と想い、
こともあろうに、あろうことか、あんましうまくないな、と評した。

っていうか、勿論スタイルにもよるけど、彼全然ピアノ巧いです。
エルトン・ジョンやビリー・ジョエルと比べて、いや全然巧いです。
それなのに彼は時々、敢えてピアノを人に任せることがある。
アレンジとかは自分でやるのに。
"Jumpin' Jive"では自分はヴァイブラフォンに回って、ピアノは違う人がやってる。

でも、このジョー・ジャクソン流現代クラシック第一弾、"Will Power"は、
妙な未完成加減があるのは確かにぼくも感じます。
毎度どっか不思議なんです。
ベースが、アンソニー・ジャクソンとニール・ジェイソンというのが、
かなり浮いてますよね。
それから、その後の作品群と比べても、
このアルバムはミキシングを自分でやってるのが相当珍しい。
音楽の性質からして、各楽器の音量コントロールを作曲の段階で想定してたのは、
充分に考えられます。
もともとオーケストラ作品としてもその書かれ方が特殊で、
普通オーケストラを使う時にこんなイメージを持たないよなってところだらけ。
スタイルは違うけど、初期衝動という意味ではオーネット・コールマンに似ている。
それから、重低音でボトムを響かせるみたいなことにはならず、
和音が軽いんです。
これは実は彼の全ての作品に言えることで、
コードはかなり凝ってるのに、あまり真ん中に集まらず、上の方で響かせる。
ピアノに限らず音っっていうのはすべからく倍音を持っていて、
その倍音があまり低いとぶつかって音が濁る。
専門用語でロー・インターバル・リミットと言って、
単純な説明をすると、ドとファ#は倍音構成がぶつかり易いから、
あまり低音部では使わない。上だと綺麗に響いたりする。
その間隔はきちんと定義されているんだけど、もしかすると、
彼は、ミッドレンジの音が濁るのも好まないのかも知れないです。
ギターの使い方にしても、トレブルは回すけどディストーションはわりにかけな
い。
ポップ・フォーマットだとそこ迄気にならないものだけど、
オーケストラだとかなり顕著。
それを物足りないと感じるか、彼の作風と聴くかで随分変わる
もう少しミックスを変えたらその辺りは伝わり易くなる。
それでもJoe Jacksonの「意志の力」は、究めて前向きにこのバランスを選んだのです。
実際その強さを、誰でも感じるでしょう。




















by momayucue | 2019-01-08 23:19 | つれづれ | Comments(0)

モンキーマインド・ユー・キューブ・バンドのミュージックライフ。 こんな時代も音楽でしょう!


by momayucue
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