小岩。
ジョニーエンジェルは、中に入ったら完全に50年代アメリカンポップ。
Webにある程広くはなかった(^^;けど、テーブルもきっちりあって、
フロアに出てるお店の人も感じがよくて、
楽しい場所でした。
細かいことだけど、大概お店ってトイレがペーパータオル常設じゃないですか。
それで、紙が溢れかえってて、一寸ヤだ。
でもジョニーエンジェルは、なんとエアタオルだったのです!
これだけでぼくなんて好感度UPです!
まず先にセットリストを。
アダルト・オンリー
Jamin'(ボブ・マーリー)
Lonely
やさしい唄にくるまって
グローバルハッピー
Meaning
Ice Cream Soul
ぼくも、バンマスゆーこさんも、兎に角うさぎにつの、
ターミナルズのファンです。
主役である広瀬さんのキャラクターも勿論だけど、
ベースもギターも素晴らしい。新たなドラマーのかたも馴染んでた。
オリジナル曲もカバーも最高でした。
「メリー・ゴー・ラウンド」ですよ。すごくないすか?
で、その広瀬さんに、新曲「やさしい唄にくるまって」を絶賛されました。
作者としては、
「伝わり易いし聴き易いけど、一寸ニュー・ミュージックっぽいから、
物足りないって人もいるかも…」
とハラハラしつつ毎度の演奏です。
メロディーとコードはStephen Bishopとかメロウなユーミンとか。
ヴォーカルは、
「布袋さん登場以前の今井美樹みたいに」
というリクエストを。
そして歌詞。
だいたいOLくらいの幅広い年齢。女性。
恋人とたまたまタイミングが悪くてその夜逢えなかったのか、
それともちょっと別れそうな展開なのか。
夜9時台のドラマを、部屋で独りで、観ている。それもプロジェクターで壁に映して。
彼女の観ている連ドラのカップルに自分達を投影して、
どうかどちらもうまくいきますように…と祈ってる。
どうです?おっさんが作詞してると想うと、やや恥ずかしいでしょ?ははは…。
曲を作るときは、誰が聴くだろうといつも意識しますが、
当然ながら、それは自分の中の誰かなんです。
世間一般にリサーチしてそのニーズを満たそうとしてる訳じゃない。
そういう作曲をする人も、そういうニーズを満たすAIを開発してる人もいるでしょうけど、
ぼくはそうじゃない。受け狙いならまず自分の中の誰かにです。
そんななので、自分では自分がどんな曲を作ったのか、知り尽くしている。
他人にとやかく言われることは、良くも悪くももう殆ど折り込まれてることなんです。
では、とやかくが怖くないか…いや、そんなことはないです、勿論。
ゆーこさんに最初に新曲を披露するときなんて、ステージにかける以上に緊張する。
あまりに怖くて、もうやめたいとさえ想います。
いわんや、今回の「やさしい唄にくるまって」。
比較的リズム要素を抑えた、しんみりラブコメみたいな展開。
こういうのもぼくは欲しかった。でも、まさか広瀬さんにあんなに賛辞を貰えるなんてね。
いやあ、うれしいです。
また頑張ろうって想えました。曲作るの遅いたにふじよ、頑張れ。
いつかルー・リードが、
「ずっとロックンロールをやってきて、
いまだに、Cの次にFが来るとわくわくするんだ。
これはすごいことだ」
と言ってました。
ぼくはそこでわくわくするのがどうも苦手で、
他人が演奏しているのはわかるのに、自分でそれをやろうとすると、
何かが抵抗勢力になる。いざ作るととてもよくなるのにね。
「やさしい唄にくるまって」でも、Bメロの部分は非常にシンプルなのに、
そこに辿り着くまでのまあひねくれてること…。
それでも、さっき述べた通り、自分の中の誰かが求めてるんだから、仕方がない。
他人じゃないんだし。
今回のセットリストは、40分7曲の構成としてはかなり「勝ちにいった」ものでした。
ぼくらのお客さんは残念ながら皆キャンセルになってしまったけど、
残ってくださったお客さまや、他の出演者の方の、本当にめいっぱいの拍手で〆ることが出来て、
安堵しました。
まだまだ至らぬことも多々ありますが、
もっと円熟して、もっとはじけて、もっとぼくらも楽しんでいきます。
これからも末永く、宜しくお願い。
感動する音楽を。(byたにふじ@もまゆきゅ)
今井美樹ってプロデューサー的目線でのニューミュージックと言うかお洒落な音楽なんだけど、
布袋さんって、やっぱりホンモノのロックであろうとしたんでしょうかね。
そう言う差なのかな。ちゃんと分析しないとわかんないけど。
で、ぼくは前者の方が日本のオリジナリティーを感じるってことになるんだと想います。
まあ両極端ですから、善し悪しではなく、好みの問題になるんでしょうけどね。私も前者好みです。