非力な、たにぴ@もまゆきゅです。
細マッチョって言葉あるでしょ。
筋肉モリモリじゃないけど、引き締まってて強いみたいな。
変な喩えから始めたもんだな、今日はまた。
中丸三千繪さんは、オペラ歌手でソプラノのソリストとしても名高い。
で、所謂細いソプラノ歌手の先駆けになった人。
今調べたんだけど、ぼくの好きなジェシー・ノーマンって、身長185cmもあるのね。
で、全身に空気を蓄え、強力な声を出す。
勿論その表現力は80年代などは並ぶものは無く、1位その他みたいな人気でした。
その後、いやガタイじゃないところで勝負するシンガーもありでしょ、
みたいな細マッチョブームが来る。
ドミンゴとかの所謂3大テノールは、やっぱりいかにも不健康っていうか、
糖尿とか血糖値とか中性脂肪とか心配になっちゃうじゃないですか。
そうでない、クールで美しい声楽というのもあっていい、と。
中丸さん、出てきた当時からもうその美貌がね。
華憐で、儚げな表情もしてる、…のに、数々の賞をものしてきた太々しさもある。
つまり、最強です。
それでも、「徹子の部屋」で言ってたんですが、
歌うと肺をすっごく使うから、ステージ前と後でバストのサイズが全然違うそうです。
膨らんで、鳩みたいになる。
華憐ったって全然そんじょそこらの人とは違うんです。
加藤和彦さんの奥さんだった。
本人曰く、離婚は自分の方から切り出した、と。
それはそうと…。
どうしてもこの手のディーバものは、
アヴェ・マリアが外せないレパートリーになりがち。
これなんかはタイトルからしてそうだし、
(とは言えアヴェ・マリアって複数あるのですが…)
当然入ってて、まあもしかするとマンネリと見る向きもあるのかも。
しかし、何故か、オーケストラの録音が物凄く良くて、
中丸さんの声とマイクの距離感なのかな、遠さがまた良くて、
たにふじはお勧めなのです。ほんといいです。