はいもう、そりゃもう収納場所に困ってる、たにぴ@もまゆきゅです。
このバンドをご存知な方は、皆共通な悩みをお持ちでしょう。
ですよねですよね?
ご存知ない方、実はですね、このアルバム、三角形なんです。
しかも、その三角形の真ん中にはちゃんとCDが収まるというパッケージ仕様。
言葉ではなかなか伝わり難いものがありますが、
つまり、ツンツンとデカいんです。
ラックにも収まらない。収納にスーパー困るんです。
ペトロールズは、 浮雲こと長岡亮介さんが中心になって結成されたギタートリオ。
アルバムを聴いている限りでは、シンプルながらも明確な曲の輪郭が出来上がっている風なのですが、
どうやらそこは、所謂世間のバンドと随分と成り立ちが違うらしい。
「CDを、単なる記録と捉えている…」
ん?そりゃ勿論記録ですよ。でも、単なるって表現はどうなんだ?
そういう表現がWikiなどに付いてるんだけど、当人達がそう言ったのか、
そのエビデンスはぼくは見てないです。
いや言い分の全体としては、
楽曲が出来たと。で、バンドで演奏を繰り返し、変化をつけていく。
ライヴでも都度々々大きく変えてしまう。
その一過程を切り取ったのがCDであると。でも、それ「単なる」じゃないよね。
音楽を作り、演奏し、人前に立つ中で悩むことがあります。
いや、自分のことでもそうだし、他の演奏家のを見ていても、一寸違うんじゃないかと。
ツアーって、変化するんです。
同じままってことはない。で、その変化を成長とするかマンネリ防止とするか。
どちらにしても、同じことがずっと起こる筈はないんですね。
不思議なことに、同期モノであっても、何かその日のマジックってあるんです。
一寸揚げ足を取るみたいになっちゃうんだけど、
「単なる」と言ってしまうのは、記録や、過程や、或いはスタートの、軽視です。
ツアーで段々尻上がりにバンドがまとまる、とします。
それで、初日とは全く別次元に到達した、とします。
いや、それだったら、同じ料金でいいんだろうか。
そうでなくて一期一会という少なくともそんな体裁でやってるもんなんじゃないの?
とか言って、まあ冗談ですけど。
失敗作だって失敗の多いライヴだってあるし、ムラがあってこその人間。
申し訳ない気持ちもありつつ、やっぱりいちいち値段変えたりもしにくくて、
何とかそれでも、その時の良い演奏をしようと、頑張る。
単なる記録ってことはほんとは無くて、
ペトロールズだって、一期一会の音楽をしてるんだと想うよ。
で、このアルバムは、ライヴ的な部分と、ライヴでは出来ないことと、
ちゃんと両方やってて、いい感じです。