トロピカルな各位、
こんばんは、熱帯は苦手でも熱帯主義な、たにぴ@もまゆきゅです。
80年代、私の最初のカエターノ体験は、アート・リンゼイのプロデュースによる、このアルバムからでした。
優しくて、ジェンダーレスで、たおやかな声。
シンプルで、思慮深く、しかし、時にアバンギャルドで攻撃的な曲。
これは、凄いものをまたひとつ知った、と想ったものです。
と言いつつ、ちゃかさずにいられない私。
このアルバムの1曲め、歌詞にね、
「レイ・チャールズ…、スティービー・ワンダー…」
というフレーズが聞こえたんです。
ポルトガル語、わかんないじゃないっすか。でまあ、多分、
「レイ・チャールズも、スティービーもすんばらしい音楽を奏でるのだよ云々…」
って調子だと、想うじゃないっすか。
英訳(by アート・リンゼイ)を読んで、びっくり!
「恋は盲目、レイ・チャールズ盲目、スティービー・ワンダー盲目…」
な、な、な、なんじゃそりゃ!!
今日はこれです。
ぼくらは世界をよくしていける?また争うのか?何故争うのか?
カエターノは、舞台をフ~ラフ~ラと動き回り、その飄々としたどこか演劇チックな身のこなしが道化師っぽいなぁ…と思ったものです。
カエターノのこの盤は持ってませんが、『リーヴロ』と『カエターノ・ヴェローゾ』、『A Foreign sound』を持っています。
リーブロもいいなあ、うん。
この人、物凄く思慮深いじゃないですか。ブラジルの知性とデリカシーを感じてしまいます。
とどさんはミルトン・ナシメントの、初期の作品とか、どうですか?
空間系というかミナス的なコード進行にゾッコンで。そして鳥が自由に飛翔するかのようなミルトンのヴォーカルも大好きで。でも、最近のミルトンも貫禄があって悪くないと思います。(さすがに声のツヤは昔のようにはいきませんが。)
今回初めて、URLを記載させていただきましたが、今年の年賀状(ミルトンの歌詞を引用)のエントリーに直結しています。
よろしければ、ご覧下さい。